トロロッソ・ホンダのF1ドライバー、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、先週末のF1ロシアGPで早期リタイアを強いられたブレーキ問題がF1日本GPにむけて解決させれたと自信を持っている。ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、F1ロシアGPの決勝でブレーキキャリパーの問題に見舞われて、序盤にスピンを喫した後、最終的にわずか4周でリタイアを強いられている。
トロロッソのエンジンサプライヤーであるホンダのホームレースのために日本に到着したピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、鈴鹿での週末にむけてブレーキ問題は解決されたと自信をみせた。「キャリパーが詰まって加熱し、ブレーキシステムが煮沸し、最終的にペダルがフロアまでいってしまった。1周目からすでにペダルは長くなっていた」とブレンドン・ハートレーは説明。「両方のクルマに起こったことでクルマに何が起こっていたかを正確に理解するのが非常に容易になった。これまでのシーズンでは起こらなかったことだ。クルマの特定のスペックが原因だったと思うし、今回のレースでは冷却は異なるかもしれない」「チームは発生した原因をとてもよく理解ていると思う。レースのスタートではトラフィックが多いし、燃料も積んでいる。3~4のことが組み合わさって問題に至った」「今回のレースで解決していないとは誰も心配していないと思う」ピエール・ガスリーは、鈴鹿での金曜フリー走行に先立って、事故が再発しないようにトロロッソが使用しているブレンド製のブレーキシステムを調整したと付け加えた。「シーズン開幕以降、このような問題が発生したのはソチだけだ」とピエール・ガスリーはコメント。「彼らは何が問題だったのかを解明したと思う。システムに少し変更を加えたし、もうあのような問題は発生しないだろう」「何が起こるかは決してわからないけど、週末にむけて問題は解決したとかなり確信している」トロロッソ・ホンダは、ロシアGPの金曜フリー走行で使用したホンダの“スペック3”エンジンのポテンシャルを最大限に発揮できることを期待している。今回のエンジンアップグレードはカナダGP以来となり、シャシー側にはオーストリア以降アップデートは入っていない状況のなかで、ホンダの“スペック3”エンジンはトロロッソ・ホンダにとって必要としていた後押しとなる。「僕たちはしばらくアップデートがなかった。空力アップデートはあまり機能しなかったしね」とブレンドン・ハートレーはコメント。「僕たちがアップデートを待っていたのは間違いない。ホンダからのアップデートにとても興奮している。パフォーマンス的に良いステップをもたらすと信じている」関連:2018年 F1日本GP テレビ放送時間&タイムスケジュール