トロ・ロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、ホンダとの新しいパートナーシップはF1での野心を達成するための“解放”を与えてくれると述べた。ホンダは、マクラーレンとのパートナーシップを解消。マクラーレンのためにルノーのカスタマー枠を開けることになったトロ・ロッソは、2018年からホンダのF1パワーユニットを搭載することになった。
フォース・インディやザウバーで手腕を発揮してきたジェームス・キーは、ホンダとの契約はトロ・ロッソにとって大きなチャンスだと述べた。「非常にエキサイティングな気分だ」とジェームス・キーは Autosport にコメント。「実際、解放のようなものだ。チームと次のステップを踏み出すために常に望んでいるようなことであり、これまでは可能ではなかったことだ」「大きなチャレンジだし、企業にとって大きな責任でもある。サプライヤーではなく、パートナーを持つのは素晴らしいことだ」「実際、プロジェクト全体について話すことができるし、全体的にベストなソリューションが何かを練り上げていくことができる」マクラーレン・ホンダのパートナーシップでは、英国のチームと日本のメーカーとのしばしばコミュニケーションの質が取り沙汰されてきた。「コミュニケーションの流れは、本当にいいと言わなければならない。彼らは要求や質問に素早く対応することができる」「彼らは利用できる多くの情報を持っているように思う。手元にあるものそうだし、特定のデータが必要な場合にはかなり素早く見つけることができる」「技術面で多くの議論を行っている。彼らはそれを支持しているし、コミュニケーションはとてもうまくいっている」トロ・ロッソとホンダの契約は、チームが2018年のシャシーの作業を開始した後にまとまったが、ジェームス・キーは、2015年後半に1年落ちのフェラーリの契約がまとまった際よりもはるかに良い状況だと語る。「我々は、遅い決定や方向性の変化に対処するためにチーム内で柔軟性や回復力を高めてきた。予想できたときもあれば、そうではないときもあった」「これまで何もそのようなことを経験してきたので、我々はプランニングで非常に先を見越しているし、できる限り多くを事前に計画している。もし何かが起こるようであれば、舞台裏でシナリオについてすぐに話を始めていく」「2015年のフェラーリとの状況よりは数カ月早い。やらなければならない作業はたくさんあるが、対処するのははるかに簡単だ」