ミハエル・シューマッハは、カナダGPの終盤にフェリペ・マッサと接触について審議対象となっていたが、ペナルティは科せられなかった。フェリペ・マッサは、最終シケインでアウト側からミハエル・シューマッハにオーバーテイクを仕掛けたが、シューマッハは厳しくレーシングラインを閉ざした。両者はブレーキングで接触し、マッサはフロントウイングを破損。ピットインし、順位を落とすことになった。
F1では、レーシングラインは一度しか変更してはならないという暗黙のルールがあるが、シューマッハは2度ラインを変えていた。また、接触の原因となったり、ドライバーをコース外に押し出す行為、また合法的なオーバーテイクを違法に防ぐ行為はスチュワードの判断に委ねられる。レース後、スチュワードは両ドライバーから事情を聞いたが、どちらにもペナルティを科さないという判断を下した。一方、フェリペ・マッサにはピットレーンの制限速度違反で20秒加算ペナルティが科せられた。しかし、マッサの順位に変動はなかった。
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