ニコ・ロズベルグが、メルセデスGPとの契約を2016年まで延長すると Sport Bild が報じている。最近では、セバスチャン・ベッテルがレッドブルと2014年まで、フェルナンド・アロンソがフェラーリと2016年まで契約を延長している。同誌によると、ニコ・ロズベルグとメルセデスGPとの契約は総額で8,000万ユーロ(約93億3,000万円)にのぼるとしており、シーズンにつき10%増額され、約300万ユーロ(約3億5,000万円)の昇給があるという。
メルセデス・ベンツのモータースポーツ副社長ノルベルト・ハウグは「彼は2012年も我々といてくれると思っている。それが私たち次第なのであれば、もっと先のことも考えている」と述べた。ニコ・ロズベルグも否定はしておらず、「僕に言えるのは自分がいる場所に本当に満足しているということだ。シルバーアローと成功を収めることは今でも僕の夢だ」と述べている。ニコ・ロズベルグが2016年まで契約を延長した場合、未勝利のF1ドライバーとしては史上最高の報酬を得ることになる。ニコ・ロズベルグは、先週末のモナコGPでF1で95戦目を迎えた。F1初勝利までに長時間を要したドライバーとしては、ミカ・ハッキネン(96戦目)、ジャンカルロ・フィジケラ(110戦目)、ジェンソン・バトン(113戦目)、ヤルノ・トゥルーリ(118戦目)、ルーベンス・バリチェロ(123戦目)、マーク・ウェバー(130戦目)がいる。