ダニエル・リカルドが、19日(月)にシルバーストン・サーキットで行われた2018年F1マシン『RB14』のシェイクダウンでクラッシュを喫していたことが明らかになった。レッドブル・レーシングは19日(月)にデジタルカモフラージュの特別デザインが施された新車『RB14』を発表。その数時間後にウェットコンディションのシルバーストンでRB14のシェイクダウンを実施した。
しかし、ダニエル・リカルドは湿ったコンディションで低速でバリアにクラッシュ。100kmの走行距離制限に達する前に走行を打ち切っていたことが明らかになった。ダニエル・リカルドに怪我はなかったが、RB14はサスペンション、ノーズ、フロントウイング、フロアなどにダメージを負ったという。来週月曜日にバルセロナでのプレシーズンテストを控え、スペアパーツが少ないこの状況でのクラッシュは、テストにむけて準備が整わない可能性も出てくる。しかし、レッドブル・レーシングの広報担当は、来週のプレシーズンテストまでに全ての準備を整えられると語っている。だが、レッドブルは、来週のRB14での走行にむけて完全に準備を整えるられるようにスペアパーツの製造を加速することになりそうだ。完璧な滑り出しとはならなかったが、レッドブルはピットストップ練習を含め、予定されていたスケジュールをほぼこなしているという。ダニエル・リカルドもクルマのフィーリングには好感触を得ていると語る。「少ない周回数で伝えるのは難しいけど、クルマの最初の感触としてはいいね」とダニエル・リカルドはコメント。「あのようなコンディションでもすでにリアはかなり安定していると感じることができた。それは初期としては励みになる兆候だ」ダニエル・リカルドは、コックピット保護システム『Halo』がクラッシュの原因だったわけではないと語る。「これまでのところ、Haloは問題ないと思う。以前に何度かインスタレーションラップしただけだし、今日はかなり新しい感じだったけど、実際にそこにあることは気にならなかった。かなりいい感じだ。正直、フラットなトラックではまったく問題ない」「長い一日だったし、あらゆることにトライして、撮影を完了させた。でも、バルセロナではここよりもずっと良いだろうね」