ルノーF1はメルセデスのDAS(デュアル・アクシス・ステアリング)の合法性に異議申し立てを検討しているが、ダニエル・リカルドは、2020年に新しい技術革新を思いついたメルセデスを称賛した。DASの存在はF1バルセロナテスト2日目のライブ配信でのルイス・ハミルトンのオンボード映像で明らかになった。ルイス・ハミルトンはステアリングを押し引きしながら、コーナー手前やストレートに入った際にフロントタイヤのトー角を手動で調整している。
FIA(国際自動車連盟)は、DASは現行レギュレーションを見ているといることを示唆しているが、根本的な新しい技術規則が挿入される2021年には禁止されることを明らかにしている。だが、ダニエル・リカルドは、メルセデスF1が2020年にむけてフィールドの残りをリードするまた新たな方法を見出したことを称賛している。一方、リカルドはメルセデスが今シーズン、フィールドの残りをリードする別の新しい方法を見つけようとしていることを称賛した。「彼らには脱帽だ」とダニエル・リカルドは F1 TV に語った。「彼らはこのターボ時代全体を支配してきたけど、それでもまだ他の誰よりもプッシュしている。そうするのは僕たちであるべきであり、他が彼らをプッシュするべきだけど、彼らは満足していない。それが彼らがこんなにも支配的な理由だと思う」「現在、彼らは模範を示していると思うし、競合他社として確かにそれを尊重している。彼らがどこまで進んでいきたいかを見るのは良いことだ」ダニエル・リカルドは、DASの発覚がパドックにいるほとんどの人を完全に驚かせたと付け加えた。「おそらく誰も実際にそんなことを考えていたとは思わない。僕なら誰にも言いたくないけど、おそらく多くの人がそれについて話したことはなかったと思う」「会話があったかどうかはわからないけど、今はすべてのチームで会話が行われていると確信している。話しているシステムについて聞いたことはなかった!」しかし、DASは今年の技術ルールを満たしているかもしれませんが、別の方法で規制に違反する可能性がある。「おそらく、彼らはニコラス(トンバジス)、FIA、彼のスタッフと一緒に進め、それが合法であることに満足していると思う。そこには同意する」とルノーF1のスポーツディレクターを務めるアラン・パーメインは語る。「だが、おそらくパルクフェルメに関しては疑問符がある。詳細はそれがステアリングシステムなのか、それともサスペンションシステムなのかにあると思う。技術規則でその2つは異なって定義されている。そこが詳細だ」アラン・パーメインは、ぎょぎ規制の第34.6項に従えば、車両がピットレーンを離れてからレースが始まるまでの間にパルクフェルメ状態にあると指摘。したがって、その期間中にトー角度を調整すると、ルール違反になる可能性がある。「問題はそれがステアリングシステムなのか、それともサスペンションシステムなのかにあると思う。技術規則でその2つは異なって定義されている。そこが問題だ」とアラン・パーメインはコメント。ルノーF1チーム自体は1週目のプレシーズンテストでのパフォーマンスは特に際立ったものではなかった。金曜日に軽いエンジントラブルに苦しんだものの、チームとしては373周を走破。ダニエル・リカルドは188周を貢献した。タイムシートでは21名中10番手タイムとなる1分17秒574を記録。チームメイトのエステバン・オコンからほぼ0.5秒遅れだった。それでも、ダニエル・リカルドはR.S.20での初テストに満足していると語る。「僕にとしては問題なかった。マシンの感触は良かったし、完了した作業にも満足している」とダニエル・リカルドは語った。また、ダニエル・リカルドは、1月の終わりにヘリコプター事故で亡くなったバスケットボールのレジェンドのコービー・ブライアントに敬意を表して、テスト用に特別な紫色のヘルメットを用意した。「僕はバスケットボールをしたことがないので、関係することはでなかったけど、その才能と彼がどのようにゲームを変えたかを賞賛できないというわけではない」とダニエル・リカルドはコメント。「彼がプレーするのを見るのが大好きだった。彼に会って、人としての彼を知ることができたのが大好きだった」「僕は彼と彼が代表するもの、彼がスポーツにもたらしたもののファンだった。僕はは彼がそのような遺産、彼の仕事の倫理を作り出し、彼が群を抜いていることをアイドル視している」「外部からの誰かが少し注意を払うことことは非常に多くの重要性がある。もちおrん、自分のイメージがどのように見えるかを考えてやっているわけではないけど、F1ドライバーに触れてくれたのは素晴らしいと思っている」