ダニエル・リカルドの元顧問グレン・ビーバスは、リカルドとルノーとの契約に関連した1000万ポンド(約13億4500万円)以上の手数料が未払いになっていると主張している。報道のよると、グレン・ビーバスはダニエル・リカルドのレッドブルからルノーへの移籍の交渉を手助けしていたが、今月初めに英国の最高裁判所にダニエル・リカルドとルノーとの契約に対する20%のアドバイザー手数料の未払いを主張する文書を提出したという。
また、グレン・ビーバスは、スーパーライセンスの取得、ルノーのロードカーの使用、理学療法士の採用などドライバーとの契約上の様々な取り決めについてダニエル・リカルドから金銭を支払われている義務があると主張する。しかし、ダニエル・リカルドは、グレン・ビーバスの主張を否定している。「グレン・ビーバスの主張には実質的なものはない」とダニエル・リカルドは Autosport に語った。「彼が法廷でこのようなまったく無益な主張を持ち込んで完全に擁護しようと決めたことは残念だ」ダニエル・リカルドとグレン・ビーバスの正式な関係は2013年に遡る。ビーバスは、イギリス領バージン諸島にあるWhitedunes者を通じてダニエル・リカルドにマネジメントおよびコンサルティングサービスの提供を開始した。しかし、両者の提携は2018年末で打ち切られている。今年初め、ダニエル・リカルドはロサンゼルスを拠点とするタレントマネジメント会社Creative Arts Agencyの子会社であるCAA Sportsと契約している。グレン・ビーバスによって提出された法的文書によると、アドバイザーは2017年半ばには早くもルノーとの交渉を開始し、1年後にルノーと最終的な契約を締結したとされている。文書には、詳細部分を伏せたルノーとのダニエル・リカルドとの契約の写しが含まれているが、ルノーとの契約はレッドブル時代を“かなり上回る金額”で合意されたことが記されているという。両者は裁判所で争うか、もしくは和解を目指すことになるだろう。
全文を読む