ダニエル・リカルドは、まだルノーのF1マシンの特性への適応を続けている段階であり、改善しなければならない重要なポイントは自分のドライビングスタイルに合わせたブレーキングでの安定性だと考えている。今年、レッドブルからルノーに移籍したダニエル・リカルドは、開幕2戦をリタイアで終えるという期待外れなスタートを切ったが、バーレーンテストでエンジニアとともにクルマへの理解を深め、F1中国GPでは7位入賞を果たしてルノーでの初ポイントを獲得した。
ダニエル・リカルドは、ルノーとして全体的な開発を進めていくことは不可欠だが、レッドブル時代の最大の強みだと感じていたプレーキングの改善が最優先事項だと語る。「難しいのは、レッドブルから学んでもたらせることはたくさんあるけど、多くのことを忘れる必要があるということだ。クルマは違うし、少し違った方法でカスタマイズする必要がある」とダニエル・リカルドはコメント。「テストとメルボルンでは僕はオーバードライブをしていたけど、それがレッドブルでの僕のアプローチだった。エントリースピードを維持していたし、クルマには優れたリアがあった。でも、今のところ、ここでは違ったアプローチをとっている」「必ずしも自分のスタイルを変えなければならないとは思っていない。まだブレーキングやすべてにおいてアグレッシブなドライバーでいたいと思っている。でも、それにはもう少し自信をつけなければならない。たぶんまだブレーキングでは昨年のレベルの自信は持てていない。でも、そのうち掴めるはずだ」「今のところ、そのエリアが重要なポイントだ。去年はそうではなかったけど、ここではホイールをロックさせてしまうことがわかった。限界がどこからを把握しようとしているところだし、アプローチの仕方を少し適応させる必要があるかもしれない。でも、それを進めているところだ。まだ自分の競争相手を恐れさせたいと思っている」ダニエル・リカルドは、ブレーキングのフィーリングの改善は、メルセデス、フェラーリ、レッドブルとのギャップを縮めるためにルノー全体の開発の一部として自然に生み出されるべきことでなければならないとも考えてる。「ブレーキングなどは、走れば走るほど取り戻せることではあるので、いくつか優先順位を付け始めている。自信、乗り心地、ブレーキングのフィーリングが改善できるエリアだ」「現在のクルマでやっていることを改善することはできるけど、全体的にクルマはそのエリアでもっと良くできるはずだ。他のエリアはダウンフォースだ。それはある意味普通のことだけどね。たぶん、それが今のところ優先していることのひとつだ。それができれば、物事は自然にやってくると思っている」