ダニエル・リカルドは2月16日(土)、ルノーの2019年F1マシン『R.S.19』のシェイクダウンを担当。ルノーのF1マシンで初走行を行った。昨年8月、ダニエル・リカルドは5年間で7勝を挙げたレッドブル・レーシングを離れ、2019年からルノーF1チームに移籍することを発表。しかし、レッドブルはポストシーズンテストでダニエル・リカルドをルノーのF1マシンに乗せることを許可せず、初走行はお預けとなっていた。
ルノーF1チームは2月12日(火)にエンストンで2019年F1マシン『R.S.19』の発表会を開催。しかし、展示されたマシンは昨年モデルに今年のレギュレーションに合わせたウイング類を装着したショーカーであり、マネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、パーツの製造の遅れにより、2月16日に予定しているシェイクダウンを見送る可能性があることを示唆していた。しかし、当日を迎え、ルノーF1チームは無事にR.S.19のシェイクダウンを実施。新しいホワイトのデザインのヘルメットを装着したダニエル・リカルドが“カーナンバー3”が掲載されたイエローのマシンのステアリングを握り、フィルミングデーの上限となる100km内の21周(98km)を走り込んだ。走行を終えたダニエル・リカルドは「今日、バルセロナでR.S.19を初めて試すことができて嬉しい。次の2週間のテストでチームとクルマをもっと学んでプッシュしていくのを楽しみにしている」と語った。ルノーF1チームは、2019年のF1世界選手権をダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグというドライバーライナップで挑む。ルノーの2019年F1マシン『R.S.19』は、シャシーとエンジンの両方を新設計。特に2019年F1パワーユニット『E-Tech 19』はV6ターボハイブリッドが導入されて以降で“最大の進化”を果たしていると自信をみせている。ルノーF1チームは、併せて2月18日(月)からバルセロナでスタートする2019年最初のプレシーズンテストのドライバー日程を発表。全4日間で二人のドライバーが午前と午後に分けて走行。初日はニコ・ヒュルケンベルグが午前、ダニエル・リカルドが午後のテストを担当。以降、午前と午後の順番を入れ替えながら4日間のテストを行っていく。ルノーF1チーム 第1回バルセロナテスト 担当ドライバー2月18日(月) ニコ・ヒュルケンベルグ(AM) / ダニエル・リカルド(PM)2月19日(火) ダニエル・リカルド(AM) / ニコ・ヒュルケンベルグ(PM)2月20日(水) ニコ・ヒュルケンベルグ(AM) / ダニエル・リカルド(PM)2月21日(木) ダニエル・リカルド(AM) / ニコ・ヒュルケンベルグ(PM)
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