ダニエル・リカルドは、レッドブルがマックス・フェルスタッペンを優遇するようことがあれば、自分の不満を訴えることをためらわないと語る。レッドブルは、F1アメリカGPの週末にマックス・フェルスタッペンとの契約延長を発表し、2020年まで残留することが決まった。レッドブルが発行したプレスリリーズのなかで、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが“自分の周りにチームを作る最高の場所にいる”と述べていた。
この発言は、レッドブルがマックス・フェルスタッペンを中心にチームを形成していく解釈されており、チームメイトのダニエル・リカルドの境遇に疑問が高まった。F1アメリカグランプリの週末では、フェルスタッペンのマシンにのみ最新型ルノーエンジンが搭載されたが、製造面の制限を考えれば、残りレースでリダニエル・カルドのマシンに新型エンジンが搭載される可能性は低いとみられている。ダニエル・リカルドは、エンジン仕様の違いを把握していないとしながらも、もしレッドブルがマックス・フェルスタッペンに不公平なアドバンテージを与えるようなら意見を述べると明言した。「僕は正直に言うつもりだ。今まで、そのようなことは見たことも経験したこともないけどね」とダニエル・リカルドはコメント。「今後のことは予想できないけど、少なくとも今まではえこひいきのようなことは一切なかった。もしあったら、みんなもきっと知ることになるだろう。僕は自分のフラストレーションをぶちまけるだろうからね。隠すようなことではない」「確かに、彼がいくつか記録を更新してきたことは分かっているし、レッドブルは特にブランドとして彼をもっとブレイクさせたがっている。それは別にかまわない。それがどれほどブランドイメージを後押しするかは理解しているからね」「だから、マーケティング的なことは理解しているけど、密室で起こるエンジニアリングステータスや平等性に関してはそういうことは一切ない」「僕が何か物事に不満を抱えていた場合は、みんなも確実に知ることになる。でも、彼らはちゃんと平等に扱ってくれている。もちろん、メディアはエキサイトするんだろうし、それは分かるけど、すべて順調だ」ダニエル・リカルドのレッドブルとの現行契約は2018年末に期限を迎える。そして、ダニエル・リカルドがフリーエージェントになるのと同時にメルセデスドライバーやフェラーリのキミ・ライコネンの契約も満了となる。リダニエル・リカルドは、自分の将来についてはレッドブルのマシンの競争力次第だと語る。「僕が一番期待していることは、自分たちがタイトルを勝ち取れるマシンを作れるかどうかだと思っている。もちろん、来年になって優勝のチャンスを得たり、勝てる機会を自分たちで作っていけるならば、残留したいと思うだろうし、契約も延長したくなるだろう。今でも僕のチェックリストの一番上にはパフォーマンスだ」