F1ブラジルGPでルノーのアップグレード型パワーユニットを搭載したロマン・グロージャンだったが、そのパフォーマンスに失望を隠せず、ルノーには「最初からやり直す」必要があると思うと述べた。F1ブラジルGP週末は、ダニエル・リカルドがアップグレード型エンジンを使い、ダニール・クビアトは旧型エンジンのままで走っている。
レッドブルは2016年のエンジン供給元が決まっておらず、F1活動の継続が危ぶまれていたが、13日(金)に2016年のF1世界選手権にエントリーしたことを発表。まだエンジン供給元は未定ではあるが、ルノーとの関係を継続することが濃厚とみられている。しかし、新スペック搭載のため10グリッド降格処分を受けるダニエル・リカルドは、9番手に終わった予選後にルノーのアップグレード版エンジンを称賛することはなかった。アップグレードの利点はあるかと質問されたダニエル・リカルドは「正直に言うとない」とコメント。また、新スペックエンジンを搭載するメリットはあったかとの質問には「グリッドペナルティを受ける場合はノーだ」と述べた。でも、ポジションを確認して、はっきりさせるためだと思えば、いくつかの点で実行して良かったと思う。少なくとも今は・・・試してみて、特に何もないことが分かったので、ルノーには最初からやり直してもらおう。もちろん、もっとやれないか探ってみなければならない。試したことは後悔していない」 「試す必要はあったと思うし、ポジティブなものがあるかどうかを確認しなければならなかった。彼らがダイナモで確認したものと、僕たちがトラック上で感じることが合っているかどうかね。でも、ラップタイムには繋がらなかったので、知識がある今はペナルティになると言えるかな」 それでも、ダニエル・リカルドは、2016年もルノーとのパートナーシップを継続する場合、レッドブルがルノーに働きかけていかなければならない開発プロセスのアイデアを得られたことをアップグレードを試したひとつの利点として挙げている。 「うん、そうだね、そういう理由もあるので、試したことは良いことだと考えられる。僕たちには良い物が必要だし、別の道を探ってみることも必要だ。もし来年も一緒にやるんだったらね。今日は損害を受けたような感じかもしれないけど、長い目で見たら、今日学んだことが良い方向に向かうかもしれない」
全文を読む