2022年のF1世界選手権 第21戦ブラジルGPのスプリントが11月12日(土)にインテルラゴス・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が優勝。メルセデスが決勝のフロントローを独占した。土曜日の決勝は晴れ。気温22度、路面温度35度のドライコンディションで24周のスプリントはスタートを迎えた。マックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルの2台がミディアムタイヤを選択、それ以外はソフトタイヤでスタートを切った。
決勝でグリッドを下げるリスクがあるため、一般的に慎重なレース運びとなるスプリントだが、今大会ではアグレッシブなバトルがみられた。優勝はメルセデスのジョージ・ラッセル。3番グリッドからスタートしたラッセルは15周目にトップに立つと、そこからは独走。後続に3.995秒差をつけてトップでチェッカー。スプリントではあるが、自身初勝利、メルセデスにとっても今季初勝利となった。2位はカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が続いたが、6基目のエンジン投入によって決勝では5グリッド降格ペナルティが科られるため、3位でフィニッシュしたルイス・ハミルトン(メルセデス)がフロントローに昇格する。4位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)。ミディアムタイヤでのスタートが裏目に出てジョージ・ラッセルにパスされると、カルロス・サインツJr.とのバトルでは接触でフロントウイングを破損。ルイス・ハミルトンにも抜かれて4位でフィニッシュした。スプリントは、1位:8ポイント / 2位:7ポイント / 3位:6ポイントの順で8位:1ポイントまで与えられる5位セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、6位シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)、7位ランド・ノリス(マクラーレン)、8位ケビン・マグヌッセン(ハース)までがポイント獲得。ポールポジションからスタートしたマグヌッセンは、スタートでトップをキープする果敢な走りをみせた。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は16位、チームメイトのピエール・ガスリーは10位でフィニッシュし、それぞれ決勝にむけてスターティンググリッドを上げた。F1ブラジルGPの決勝は日本時間11月14日(月)の3時(現地時間13日15時)からフォーメーションラップが行われる。2022年 F1ブラジルGP スプリント 順位・結果 順位NoドライバーチームGAPINTPIT 163ジョージ・ラッセルメルセデスLAP 0 255カルロス・サインツJr.フェラーリ3.9953.9950 344ルイス・ハミルトンメルセデス4.4920.4970 433マックス・フェルスタッペンレッドブル10.4946.0020 511セルジオ・ペレスレッドブル11.8551.3610 616シャルル・ルクレールフェラーリ13.1331.2780 74ランド・ノリスマクラーレン25.62412.4910 820ケビン・マグヌッセンハース28.7683.1440 95セバスチャン・ベッテルアストンマーティン30.2181.4500 1040ピエール・ガスリーアルファタウリ34.1703.9520 113ダニエル・リカルドマクラーレン39.3955.2250 1247ミック・シューマッハハース41.1591.7640 1324周冠宇アルファロメオ41.7630.6040 1477バルテリ・ボッタスアルファロメオ42.3380.5750 1514フェルナンド・アロンソアルピーヌ48.9856.6471 1622角田裕毅アルファタウリ50.3061.3210 1718ランス・ストロールアストンマーティン50.7000.3940 1831エステバン・オコンアルピーヌ51.7561.0560 196ニコラス・ラティフィウィリアムズ76.85025.0940 DNF23アレクサンダー・アルボンウィリアムズ 0