ルノーのテクニカルディレクターであるジェームズ・アリソンは、R30には全レースでポイントを獲得できる実力があると考えている。ロバート・クビサは、バーレーンGPでオープニングラップでスピンして順位を落としたことが響き11位でポイントを獲得することはできなかったが、予選では9番手に入るパフォーマンスを披露した。ジェームズ・アリソンは、バーレーンでポイントを獲得できなかったことに落胆しているが、R30のペースは励みになるものであり、定期的にポイントを獲得できる実力があると考えている。
「我々には全てのレースでポイントを持ち帰れる実力をもったクルマがある」とアリソンは語る。「開発面でのプレシャーを維持しれば、我々にそれができない理由はない」「我々が手ぶらで帰ることには落胆している。ここ数カ月のチームの努力とマシンの根底にある競争力に相応しい結果ではなかったからね」「裏を返せば、当初の予想通りのパフォーマンスを発揮できたことに満足している。我々の基本的な競争力は、予選で6〜7番手に入れるものだし、昨年末や序盤に比べれば非常に良いポジションだ。クルマがきちんとした進歩を遂げていることを示している」アリソンは、昨年後半にアップデートされた風洞により、ルノーは上位とのギャップを縮められると考えている。「風洞がシャットダウンされてから、我々の開発率は心強いものだったし、今年は全レースでクルマにパフォーマンスを加えられると期待している」「しかし、我々はまだ予選で上位より1秒遅れていたことを忘れてはならない。我々は信頼できるパフォーマンスレベルでシーズンをスタートしたし、良いレベルと言えるパフォーマンスでシーズンを終えられることを目指している」