4回のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストは、ルノー・スポール・レーシングの非常勤取締役に就任。ルノーF1チームで正式な役割を果たすことになった。故ニキ・ラウダが、メルセデスで果たしていたものと同様のポストとなる。これまでルノー・スポーツ・レーシングの非常勤取締役はルノー・グループのティエリー・ボロレが務めてきたが、カルロス・ゴーンの退任後にCEOに就任したことで空席となっていた。
アラン・プロストは、ルノーが2015年末に旧ロータスを買収して以来、F1プロジェクトのアドバイザーを務めてきた。新しい役割によってチーム運営に対する業務に変更があるかは今のところは明らかになっていない。ルノー・スポール・レーシングは、チームプリンシパル兼最高経営責任者のシリル・アビテブール、社長のジェローム。スロール、ルノー・スポールの財務責任者であるティエリ・コジャン、そして、ジェニー・キャピタルの代表ジェラルド・ロペスという役員構成となっている。ジェラルド・ロペスは、グラビティ・モータスポーツを通じてロータス時代からチームの少数株式を保有してきた。ルノーF1チームの広報担当は、チームの理事会の役割は「ビジョン、ミッションと価値観の確立、戦略と構造の設定、経営陣への委任、株主への説明責任の行使、および関連するステークホルダーへの責任、年次財務諸表および財務諸表の承認ならびにスポンサー、パートナーおよびドライバーとの重要な契約の承認など会社にとって重要な決定事項」を担うとしている。