2017年最初のプレシーズンテストでルノーの両方のドライバーがトップ8に入ったのは“嬉しい驚き”だとジョリオン・パーマーは語る。ロータスを買収して昨年からワークス復帰したルノーだが、3戦でポイントを獲得したのみでコンストラクターズ選手権8位でシーズンを終えた。今年、ルノーは新生チームで初めて0から開発したR.S.17でコンストラクターズ選手権5位を目標に掲げている。
今週バルセロナで開催されたプレシーズンテストで、ジョリオン・パーマーは総合6番手、ニコ・ヒュルケンベルグは総合8番手でセッションを終えている。木曜日にソフトタイヤで3番手タイムを記録したジョリオン・パーマーは、ルノーの状態は期待を凌いでいると語る。「現時点では嬉しい驚きだ」とジョリオン・パーマーはコメント。「本当の順位はまだわからない。もちろん、来週になれば多くのゲインを得られるだろうけど、全員がそうだと思う」「僕たちはパフォーマンス面でかなり強い週を過ごしたと思うけど、他が何をやっているのかはまだわからないし、来週、そして、メルボルンに全員がどのようなアップデートを持ち込んでくるのかもわからない。様子を見てみなければならない」ルノーは、初日の走行をプロトタイプ版のブレーキダクトの寿命によって制限された。新パーツの到着と交換に時間を要し、2日目の午前中は走行できなかった。3日目の午前中にもスピンを喫して時間を失ったジョリオン・パーマーだったが、R.S.17で発見したことは有望だと語る。「最初の数日はあまりクリーンな走行ができなかったし、それほどパフォーマンス走行はしていない。とにかくマイレージを稼ぐことを目指していた」とジョリオン・パーマーはコメント。「クルマの感覚はいいし、ペース面で僕たちは多くのゲインを得た。タイムシート上でも順調そうだ」「僕たちはもっと多くのゲインを得られる。いいポジションにいると感じている」2017年 F1プレシーズンテスト1回目:総合タイム&周回数・走行距離