レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、リアム・ローソンがF1グリッドに立つ可能性を示唆しているが、2025年のF1にはその「保証はない」と語る。ローソンは、オランダGPで突然レッドブルとアルファタウリのリザーブドライバーからアルファタウリのドライバーになった。ザントフォールトでのFP2でダニエル・リカルドがクラッシュを喫して手を骨折したため、ローソンはリカルドが回復するまでの間、代役として指名された。
ローソンはこのチャンスを逃さなかったと言っても過言ではないだろう。ローソンはチームメイトの角田裕毅と互角以上に戦い、アルファタウリでのフルシーズン3年目となる角田裕毅にレースで負けたことはない。そのため、2024年のF1ではローソンにフルタイムシートを与えるべきだという声が高まっていたが、それは実現せず、レッドブルは来シーズン、角田裕毅とリカルドをジュニアチームに起用することを選択した。クリスチャン・ホーナーはローソンがF1フルタイムの機会を得るのは「時間の問題」だが、2025年のF1がそれが実現する年になるとは保証できないと語る。「人生には何も保証はない」とホーナーはSky Sports Newsのインタビューで語った。とはいえ、ホーナーはローソンが負傷したリカルドの代役を務めながら、そのパフォーマンスでレッドブルに大きな感銘を与えたと明言した。「彼は素晴らしい仕事をしてくれたと思う。彼は本当に我々に感銘を与えた」「彼はチャンスをつかみ、ダニエルが欠場している間に自分の能力を発揮すると言う点で、我々が求めていたことをやってのけ、それが一部の注目を集めた」「それは彼に多くの良いことをもたらした。彼がテストやリザーブの役割に戻っても、我々は彼を成長させ続けられると思うし、2025年の候補になることは間違いない」ローソンは現在、カタールで再びAT04のステアリングを握るかどうかを判断するのを待っているが、10月6~8日に開催されるカタールGPでの復帰の可能性を見極めるために、リカルドにとって極めて重要なシミュレーターセッションが控えている。
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