レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスF1がDRSの短縮に「気分をしている」ことに疑問を呈し、それよりも不調なマシンを改善することに集中するよう提案した。過去2回のグランプリではそれぞれDRS(ドラッグ・リダクション・システム)ゾーンが短縮されており、レッドブル・レーシングの大きなアドバンテージの一つが制限された。
2023年にFIA(国際自動車連盟)がDRSゾーンを短縮することに対する苦情の先頭に立ったのはメルセデスF1のドライバーであるジョージ・ラッセルだが、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、実際には苦戦中のメルセデスF1チームからのロビー活動の結果だと考えている。DRSの短縮が、競争条件を平等にする方法だと思うかと質問されたヘルムート・マルコは「その通りだ」とMotorsport-Magazinに答えた。「彼らは、こうしたトリックを使った操作的な介入をやめるべきだ」「オーバーテイクは常に困難だった。DRSゾーンが短くなれば、その理由はわかるだろう」「メルセデスが気分を害しているのは驚くべきことだ」「彼らは何年も優れたエンジンを持っていて、今よりずっと先を行っていた」「2年連続でクルマであのような失敗作を出したのなら、代わりにそっちに集中したほうが賢明かもしれない。」F1マイアミGPで、DRSゾーンの短縮はレッドブル・レーシングにはほとんど関係なかった。マックス・フェルスタッペンは9番グリッドからチームメイトのセルジオ・ペレスを抑えて優勝した。これで、レッドブル・レーシングは開幕から5連勝となった。レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「他のチームはどこにいるんだ?」と揶揄した。
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