レッドブル・ホンダF1は、論争の的になっている“曲がる”リアウイングの対応版をF1アゼルバイジャンGPに持ち込んでいた。レッドブル・ホンダF1とメルセデスは、コース内外で激しいバトルを展開しており、最新の論争はリアウイングを中心に発展した。メルセデスはRB16Bのリアウイングの柔軟性を抗議すると警告し、レッドブルは逆にW11のフロントウイングの柔軟性を指摘していた。
FIA(国際自動車連盟)は、リアウイングの剛性を硬化するためにF1フランスGPで新しい値でのテストを導入する予定だが、メルセデスはバクーでレッドブルはこれまでのウイングを使用するならば抗議するとしていた。レッドブル・ホンダF1は、F1アゼルバイジャンGP前にリアウイングを変更することはないと言っていたが、実際にはすでに対応していた。報道によると、レッドブル・ホンダF1は「バクーで走らせるために選ばれた、より通常の挙動をする新しい暫定的なスプーン型のウイングを持ち込んでおり、論争を避けるのに役立った」という。しかし、レッドブル・ホンダF1は、リアウイングを実際に持ち込んだものの、“競争の激しい”セッションでは使用しなかったという。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1アゼルバイジャンGPの週末にレースが終了したらレッドブルに抗議するかどうかを決定すると述べていた。「フレキシウィングの話は、私を含め、誰もが退屈し始めると思う」とレース前にトト・ヴォルフは語った。「どうなるか見てみるつもりだ。彼らのマインに何が搭載されていて、レースのために何を持っているのかは分からない。決めるのはその後だと思う」しかし、だが、ノーポイントで終えた後、トト・ヴォルフは抗議することはないことを示唆した。トト・ヴォルフは「我々はセルジオに抗議するつもりはない。その代わり、フランスからの新しいFIAテストに目を向けていく」と語った。
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