レッドブルが、ピエール・ガスリーの後任としてフェルナンド・アロンソにオファーしていたと Mundo Deportivo が報じて話題となっている。レッドブルは8月12日(月)にピエール・ガスリーに代えてF1ベルギーGPからアレクサンダー・アルボンを起用することを発表。ガスリーはトロロッソ・ホンダへと出戻るかたちとなった。
しかし、Mundo Deportivo はそれはレッドブルの“プランA”ではなかったと報道。ル・マン24時間レースを制し、トヨタとのFIA 世界耐久選手権(WEC)でタイトルを獲得してシーズンを終えていたフェルナンド・アロンソを起用していたとしている。同紙によると、レッドブルはF1オーストリアGP終了時点ですでにピエール・ガスリーに見切りをつけていたと報道。マックス・フェルスタッペンがレッドブル・ホンダにセンセーションあるな今季初勝利をもたらした一方で、ピエール・ガスリーは周回遅れの6位でレースを終えていた。「レッドブルはシルバーストンにいたアロンソに連絡し、ピエール・ガスリーの場所を彼にオファーした」と同紙は報道。「レッドブルに申し出たのはフェルナンドではなく、アプローチに興味を持ったクリスチャン・ホーナー率いるチームだった」と「しかし、アプローチへの答えは、圧倒的な“ノー”に他ならなかった。」もし、2019年の残りの9レースでフェルナンド・アロンソとマックス・フェルスタッペンのペアが実現していれば、レッドブルは世界中の見出しをにぎわせていだろう。フェルナンド・アロンソは、マクラーレンでの意気消沈の4シーズンの後、2018年末にF1から引退。世界3大レースでの“3冠”獲得を目指し、トヨタとのWECへの参戦に加え、5月にインディ500に挑んだが予選落ちを喫していた。その後、アロンソは少なくとも当面はマクラーレンと別れを告げるように見え、ピエール・ガスリーの後任を探していたレッドブルの関心を引いた。だが、シーズン途中に代役として加入、絶好調のマックス・フェルスタッペンのチームメイトになるというアイデアはアロンソにとっては魅力的ではなかった。フェルナンド・アロンソは今後のキャリアについて「自分がやろうとしていることについて明確な考えがある」とコメント。「ドアを開けたままにしているわけではないし、僕に電話をしてくる誰かを待ったり、探したりしているわけではない。常にいつどこでレースをしたいかは自分で選択している。なぜなら、僕は自分を幸せにすることに基づいて行動するからね」「将来、自分がすることは頭の中にあるし、間もなく知られることになるだろう」