RBチーム代表のローラン・メキースは、2024年F1マシンにダニエル・リカルドが苦境を乗り越えられるよう設計された新たなアップデートを導入することを明らかにした。今季のリカルドは開幕5戦のうち4戦で自分よりも経験の浅いチームメイトの角田裕毅に上回られるなど、厳しいスタートとなっている。
角田裕毅の活躍により、リカルドは2025年にレッドブルに復帰するという希望に水を差され、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「頭角を現す」必要があると述べている。しかし、中国GPでは新しいシャシーが導入されたのと同じタイミングでリカルドはRBをリードするドライバーとなったが、残念ながら、ランス・ストロールがセーフティカー先導のもとで追突してレースは早期に終了した。メキーシは、リカルドが上海で調子を取り戻したことで、チームは8度のレース優勝を誇るリカルドがベストを再発見するための正しい軌道に乗っているというチームの確信が強まったと主張する。リカルドが昨季の復帰戦で垣間見たようなポテンシャルを維持していると確信しているかと尋ねられたメキーズは「ああ、もちろんだ」とAutosportに語った。「マシンとドライバーの両方が最高のパフォーマンスを発揮するためには、どのようなマシンセッティングが必要なのかを見極めるのが我々の仕事のDNAであり、それは両ドライバーに対して行っていることだ」「我々は裕毅の力強い成長を見てきたし、ダニエルが軌道に乗りつつあるのを目の当たりにしている。メキースは、ファエンツァを本拠地とするRBチームが、リカルドがチームのVCARB 01への適応を支援するいくつかの開発をパイプラインに進めていることを明らかにした。「サウジアラビアではすでに、リカルドをよりうまくサポートする方法を理解できるようなものが見えてきていると話していた」とメキースは堅田t。「そうだね、軌道はいい感じだ」「まだフィニッシュラインには到達していないし、中期的には彼がマシンに乗りやすくなるように、そして我々のマシンが彼のドライビングスタイルに最も合うようにするために、いくつかのことがある」「しかし、中国GPの週末に見られたような目に見える進歩が見られたことは、確かに自信につながるだろう」シーズン途中での降板も噂されるリカルドだが、メキーズはリカルドのトラブルに対する反応と、意外な問題を理解しようとする努力を称賛している。「外から見た印象とはおそらく異なり、この難しいシーズン開幕の間、彼は非常に集中し、冷静で、理性的に取り組んできた」とメキースは付け加えた。「我々はマシンの限界と、彼がより速く走るために必要なものを検討した。いくつかのステップはすぐに実行できるが、まずはそれを理解する必要がある」「「理解できれば、すぐに実行できるステップもあれば、もっと時間がかかるステップもある」「私たちはできる限り多くの項目にチェックを入れようと取り組んできたが、ここで終わりではない」