F1の2025年最終トリプルヘッダーはカタールGPのナイトレースで続く。Need to Knowは、各種統計、ドライビングのポイント、戦略のヒントなど、週末に向けたオールインワンのガイドだ。スプリント形式が今年最後に適用され、FP1とスプリント予選は11月28日(金)、スプリントと予選は11月29日(土)に行われ、決勝は本日11月30日(日)に開催される。
■ 重要データ初開催年 – 2021年サーキット全長 – 5.419kmラップレコード – 1分22秒384、ランド・ノリス、マクラーレン、2024年最多ポールポジション – マックス・フェルスタッペン(2回)最多勝利 – マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセル(各1勝)豆知識 – 2021年はカタールが初めてF1を開催した年だったポールからターン1ブレーキングポイントまで – 374メートル2024年のオーバーテイク数 – 81回セーフティカー出動確率 – 67%バーチャルセーフティカー出動確率 – 67%ピットストップロス – 26.3秒■ ドライバーの見解(ジョリオン・パーマー)元ルノーF1ドライバーのジョリオン・パーマー:「カタールは中速コーナーと流れるようなセクションが多い。強いブレーキングが必要なサーキットというわけではないので、重要なのはマシンにとって最適なダウンフォースレベルを見つけることだ。オーバーテイクの好機はひとつあり、それが長いスタート/フィニッシュストレートだ。縁石がかなり厳しい場合があるので、ドライバーはそこに気を付ける必要がある。だが逆に、ナイトレースであることが午後の暑さと比べてタイヤに少し助けになる。」■ カタールGP ポールシッター2025年 – オスカー・ピアストリ(マクラーレン)2024年 – ジョージ・ラッセル(メルセデス)2023年 – マックス・フェルスタッペン(レッドブル)2021年 – ルイス・ハミルトン(メルセデス)■ カタールGP 優勝者2024年 – マックス・フェルスタッペン(レッドブル)2023年 – マックス・フェルスタッペン(レッドブル)2021年 – ルイス・ハミルトン(メルセデス)■ タイヤと戦略インサイト(ピレリ)ピレリの週末プレビューにはこう記されている:「カタールでは週末を通して、各タイヤセットが走行できる周回数に制限が導入される。この決定は、FIAとフォーミュラ1との合意のもと、チームとの定例会議で議論され、各グランプリの2週間前に配布されるイベント特有の処方を含む通常の技術文書によってピレリから確認される。レース週末の開始時に供給される各タイヤセットは、非常に高いエネルギー負荷、熱ストレス、摩耗という点でタイヤに厳しいルサイルで、最大25周まで使用できる。周回数はすべての走行セッションにわたり累積でカウントされ、SCやVSC下の周回も含まれる。グリッドに向かう周回、フォーメーションラップ、スプリントと決勝のチェッカー後の周回は含まれない。カタールGPは57周で行われるため、各ドライバーは必ず最低2回のタイヤ交換を行うことになる。決勝前にはピレリが、各セットに残っている使用可能周回数をチームに知らせる。この措置は、2024年に使用されたタイヤの分析に基づき必要と判断された。昨年は特に左フロントタイヤの摩耗が最大値に達していた。これらの状況と高い横方向エネルギーが組み合わさり、構造の疲労を増大させていた。」1920_23-qt25-preview-en.jpg■ 現在の勢力図ラスベガスで2025年のタイトル争いに大きな波乱が起きた。ランド・ノリスは一時的にタイトル獲得により近づいたかに見えたが、マクラーレンの2台がレース後にプランク摩耗過多で失格となった。ノリスがP2を維持していれば、オスカー・ピアストリに30ポイント、マックス・フェルスタッペンに42ポイントのリードで今日のカタール決勝を迎えるはずだった。しかし実際にはその差は大きく縮まり、フェルスタッペンとピアストリは同点。ノリスとの差はわずか24ポイントとなっている。本日の決勝、そして次戦アブダビで獲得可能な残り58ポイントを考えると、依然として三つ巴の戦いであり、すべてが懸かっている状況だ。フェルスタッペンはルサイルとの相性がよく、2021年2位、2023年と2024年に勝利。一方、マクラーレンとピアストリは過去2年のスプリントを制している。また、メルセデスはコンストラクターズ2位争いで優位に立ち、レッドブルに40ポイント、フェラーリに13ポイント差をつけている。さらにレーシングブルズ(P6)〜キック・ザウバー(P9)まではわずか22ポイント差。■ 象徴的な瞬間2023年に1年の空白期間を経てカレンダーに復帰した際、カタールは今年と同様スプリントを開催した。主役となったのはオスカー・ピアストリ。ポールポジションからスタートした彼は力強く走り、セーフティカー後のリスタートではラッセルに一度先行を許したが、後のセーフティカーにより再び有利となり、再開時にトップへ戻った。湿度の高いコンディションでも冷静さを失わず、ピアストリはF1で初めての“いかなる形であれ”勝利を掴んだ。