ピレリは、2021年 F1世界選手権 第20戦 F1カタールGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、ロサイル・インターナショナル・サーキットにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)と昨年よりもレンジのなかで最も硬いコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられる。
ピレリによると、F1カタールGPの最速のタイヤ戦略はミディア-ハード-ミディアムと繋ぐ2ストップ。この場合はミディアムのウインドウが16~23周目となる。2番目に速い戦略はソフト-ミディアム-ミディアムと繋ぐ2ストップで、ソフトのウインドウは13~18周目となる。ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペンは、新品のミディアムを残しているが、バルテリ・ボッタスはミディアムはユーズドしかない。マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)「今日もトラックエボリューションが大きく、スケジュールにサポートレースがないことから、予選の最後の最後に最速タイムが記録された。Q2ではミディアムタイヤがQ1のソフトタイヤより速いタイムを出す様子が見られた。予選はショートスティントしかなく、今日のFP3は日中の暑い時間帯に予選に焦点を合わせて行われたことから、チームたちはロングランについてFP2の情報に頼るしかない。戦略を組み立てるにあたってそれは非常に重要となる。このチャレンジングな状況で、彼らは可能な限りオプションをオープンに保ちたいはずだ。チャンピオンシップを争う者たちがミディアムタイヤでのスタートを選んだのはそのためだ。しかし、Q2が示したように、ミディアムでの突破は容易なことではなかった。まだ明らかになっていない要素も多く、明日は興味深い戦略の組み合わせが見られるだろう」
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