F1レースディレクターのマイケル・マシは、11月のF1カタールGPの初開催に向けてロサイル・インターナショナル・サーキットのアップデート作業がほぼ完了したと述べた。マイケル・マシは、F1ハンガリーGPの直後にF1スポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンとともにロサイル・インターナショナル・サーキットを訪れたが、当時はまだレースを開催するための交渉は進行中だった。
2004年からMotoGPを開催しているロサイル・インターナショナル・サーキットは、カーレース向けのFIA グレード1 ライセンスを取得しており、2009年にはGP2アジアのレースで使用されているた、マイケル・マシは、査察によって、現在のF1マシンに適合されるために必要な作業があることを確認していた。以前にも報告されたように、トラックレイアウト面で必要な変更はピットレーンだけだったが、いくつかの縁石とバリアのアップデートも必要だった。F1カタールGPは、2021年のF1カレンダーに正式に追加されており、11月19日~21日の週末にレースを開催する予定だが、2022年はサッカーのワールドカップのために開催されず、2023年から10年間のレース開催契約を結んでいる。「彼らはピットレーンエントリーを完全に変えている」とマイケル・マシ語った。「バイク用だったピットレーンエントリーは大幅に変更される。その作業はほぼ完了している」「MotoGPやFIMの世界とは非常に異なる類のものだ。したがって、比較的短い期間で適応しようとしている。そこは我々が考慮する必要のあるもう1つの部分だ。長い期間について話しているわけではない」「来週末、オースティンの前に再び行くことになるが、ほぼすべての作業は完了している」バイクレースの要件に合わせて長い間確立されてきたトラックをアップデートすることは、独特なチャレンジを提示した。「当然ながら、Tecproバリアなどに関しては、バイクの安全要件が大きな部分を占めている」とマイケル・マシは語った。「多くのダブル縁石が設置されている。明らかに、サーキットは表面上はバイクサーキットだ。したがって、人々がコーナーの内側をカットしないためのエイペックスのソーセージ、出口のダブル縁石は、サーキットの観点から大きなものだ」「同様に、会場全体の周りのTecproとタイヤに関して、かなりの数のバリアがアップグレードされる。しかし、おそらく最大の実際のトラックの変更はピットレーンエントリーだと言っておこう」会場にある既存のピットガレージコンプレックスはF1に適していると判断された。「十分すぎるくらいだ」とマイケル・マシは語った。「基本数としては約40のガレージがあると思う。我々がそこにいたとき、正しく思い出せば、すでに10のガレージが追加されていた。つまり、合計50のピットレーンガレージがある。十分なスペースがある」「ガレージ、パドックスペース、そのようなものはすべてが問題なかった。今年にむけて良い小さな会場になると思う」実際のFIA検査の一部ではないが、ロサイル・インターナショナル・サーキットでは、新しいパドックホスピタリティビルが建設されている。