アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、2021年第10戦F1イギリスGPへの意気込みを語った。予選では定期的にQ3進出を果たす速さを見せているピエール・ガスリーだが、決勝ではインシデントや戦略ミスによってそのポジションを活かすことができないことが多い。スプリント予選が導入されるF1イギリスGPでは、決勝で結果を出すためにはベースセットアップがさらに重要になると語る。
「トリプルヘッダーを振り返れば、予選は3つのレースすべてでうまくいき、毎回Q3に入ることができた。土曜日のパフォーマンスはずっと素晴らしかったし、特にフランスでホームの観衆の前で良いレースができたのは楽しかった」とピエール・ガスリーはコメント。「オーストリアでの第2レースも簡単ではなかったけど、うまく締めくくることができたし、ずっと戦いに絡んでいた。マイナス面としては、オーストリアの最初のレースがすぐに終わってしまったことだ。でも、全体的にはチームとしていい仕事ができているし、クルマもうまく機能しているので、すべてが正しい方向に進んでいると思うし、シルバーストンでもそれを継続できればと思っている」「今週末の最大の変化は土曜日のレースだ。予選前にマシンをセットアップするためのフリープラクティスセッションは1回しかない。これは大きな変化だし、初めてコースに出る前に十分な準備をすることが通常よりもさらに重要になる。最初からマシンのセットアップに関して良いベースラインを持っている必要がある」「新しいフォーマットは、レーストリムでのクルマの動作がより重要になる。僕たちは予選でのクルマのパフォーマンスと比較してここがやるべきことが少し多い場所であることを把握している。全体的に僕たちは予選でパフォーマンスが上回り、予選に少し苦労している他のチームよりも優れているけど、レースでは、多かれ少なかれ本来あるべき場所にいると思う。でも、全体としては問題ないはずだ」「オーストリアで異なる戦略を実施したけど、トップ5から4〜5秒遅れでフィニッシュしている。だから、レースに向けてやるべきことがもう少しあるとしても、それでも僕たちは戦いに絡んでいるということだし、そこは間違いなくポジティブだ」「僕たちはエンジニアと多くの仕事をしてきた。シミュレーターに乗って、スプリント予選レースでの新しいフォーマットの考えられるすべてのシナリオを検討した。楽しくなるはずだ。ピレリの新しいタイヤがある。これは主に安全のために行われたものであり、オーストリアで試して僕が経験した感じではかなり似ていると思う」「シルバーストーンは大好きだ。お気に入りのトラックの1つだし、特にマゴットとベケットは今シーズンで最もエキサイティングなシーケンスの1つだ。シルバーストンではオーバーテイクが難しいけど、可能ではあるし、昨年はシケインの前で右コナーでセバスチャン・ベッテルをパスするなど、楽しい戦いがいくつかあった」