トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ハンガリーGPの予選で6番グリッドを獲得した。予選開始直前に天候が急変し、黒い雲に覆われたハンガロリンクには、雷雨が降り注ぐ。予定通り午後3時に予選が開始されたが、一部が濡れていた路面に対応してピエール・ガスリーはインターミディエイトタイヤでコースインする。
しかし、雨は徐々に弱まりコンディションが回復し始めたため、ピエール・ガスリーはウルトラソフトタイヤに交換。セッション終了直前にベストタイムを更新し、ガスリーは1分18秒577で14番手となり、Q1突破を果たす。回復傾向と思われた路面でしたが、Q2が始まる頃にまた雨が強くなり、開始とともにウルトラソフトタイヤでコースインしたピエール・ガスリーはすぐにインターミディエイトタイヤに交換。徐々に悪くなるコンディションに対応して、早めにタイムアタックを仕掛ける。ガスリーは1分31秒286をマーク。ここから雨は次第に強くなり、タイムを伸ばすことが難しいコンディションとなる。しかし、セッション序盤にタイムを出したことが功を奏し、ピエール・ガスリーが5番手、チームメイトのブレンドン・ハートレーも7番手となり、トロロッソ・ホンダh今シーズン初めて2台揃ってQ3の進出を決めた。Q3は完全なウエット状態で開始。走行するクルマによってコンディションは少しずつよくなる状況の中、ピエール・ガスリーは周回を重ねるごとにタイムアップしていき、1分37秒591で6番手となり予選は終了。難しいコンディション下でタイミングよくアタックを仕掛け、チームとドライバーが一丸となって好結果を得た予選とった。明日の決勝では、ピエール・ガスリーは3列目からのスタートとなり、上位進出を目指してレースに挑む。「今日の予選はコンディションの変化が激しくて目が回りそうだったけど、結果には最高に満足しているよ!」とピエール・ガスリーはコメント。「マシンを走らせるのが難しいときもあったけど、チームが準備してくれた素晴らしい作戦とタイヤによって、良いラップタイムで走ることができた。とても難しい予選だったけど、本当に楽しかったよ!」「予選開始前に雨が降り出したとき、これはチャンスだと思った。ここ最近の厳しいレース展開を踏まえると、今回の6番手グリッド獲得という結果はチームにとって信じられないぐらいうれしい結果だ。全員の素晴らしい働きによって両マシンともにQ3へ進むことができ、今日はトロロッソ・ホンダにとって最高に喜ばしい日になったと思う」「ここはオーバーテイクが難しいサーキットなので、予選で良いポジションを獲得することが重要だった。レースでは他のマシンにそう簡単には抜かせない!マシンの調子も良いので、このまま引き続き集中して明日の決勝レースに備えたいと思う」関連:F1ハンガリーGP 予選:波乱の雨でルイス・ハミルトンがPP獲得