F1界で“チェコ”の愛称で親しまれる元レッドブルのドライバー、セルジオ・ペレスの将来について、彼の主要スポンサーである著名な富豪カルロス・スリム氏が言及した。ペレスは2025年シーズンを家族とともに過ごしているが、2026年から参戦予定のキャデラックF1チームとの関連が取り沙汰されている。中南米で最も裕福な家系に名を連ねるスリム氏は、ポッドキャスト番組『After Lap』の中で「彼が何を望み、どんな選択肢があるかによる」と語り、ペレスの復帰の可能性を否定しなかった。
「これまで多くのことを成し遂げ、非常に充実したキャリアを歩んできたドライバーとして、彼が次に望むのは、情熱をかき立てられるような挑戦なのではないか」とスリム氏は続けた。レッドブルとの契約が約2,000万ドル(約28億円)の違約金とともに終了したとされるペレスだが、前向きなニュースもある。メキシコシティGPが2026年から3年間の延長契約し、2028年までF1カレンダーに残留することを発表した。現在は家族との時間を楽しんでいるペレスだが、スリム氏は「彼はプロとしての活動にも時間を使える」と指摘。「今後どのような具体的な提案があるか、それに対してどれだけ本人が意欲を持てるかにかかっている」と復帰のカギはペレス本人の気持ち次第だとした。
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