アブダビは、ブルガリアのF1開催に協力しているとの報道を否定した。今週初め、ブルガリアの経済大臣とアブダビのエミレーツ・アソシエイテッド・ビジネス・グループの間で、経済協力で合意に達し、調印されたと報じられた。地元の通信社、マスコミだけでなくブルガリア当局も、この協定には首都ソフィアから15kmのドブロスラヴチの元空軍基地でのF1サーキット建設が含まれると報じた。
報じられるところでは、ブルガリアが土地を提供し、アブダビはサーキット建設費用を負担するとされていた。しかしブルガリアの日刊紙 Sega によると、アブダビ側はこの報道を否定しているという。声明によると、ミレーツ・アソシエイテッド・ビジネス・グループは、間違った情報にとても失望しており、ブルガリアの投資をすべてキャンセルするだろうという。同紙は、ブルガリア当局があまりにプロらしくないため、他に対してもブルガリアへの投資をやめるようアドバイスしたいとのライード・アブ・フドラ社長のコメントを掲載。ライード・アブ・フドラは、ブルガリア首相のオフィスの仲介者からF1トラックへの投資を持ちかけられたが「興味はないと伝えた」と述べた。関連:アブダビ、F1ブルガリアGP開催を支援 - 2010年8月31日