2018年のMotoGP 第6戦イタリアGPの決勝が6月3日(土)にムジェロ・サーキットで行われ、ホルヘ・ロレンソがドゥカティ移籍後、初勝利を挙げた。ムジェロは、一周5.245kmのハイスピードコースで、グランプリが開催されるサーキットではオーストラリアのフィリップアイランドに次いでアベレージスピードの高いコース。下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルが最大の見どころで、全体的にパッシングポイントが多く、選手からも観客からも評価の高いサーキットになっている。
日曜日のムジェロは快晴。気温29℃、路面温度51℃のドライコンディションでスタートが切られた。優勝は2番グリッドからスタートしたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。素晴らしいスタートでホールショットを奪ったロレンソはそのまま一度もトップを譲ることなくレースを支配。ヤマハ時代の2016年の最終戦バレンシア以来、2017年にドゥカティに移籍して24戦で待望の優勝を成し遂げた。2位にはアンドレア・ドヴィツォーゾが続き、ドゥカティワークスが1-2フィニッシュ。3位にはバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が続き、地元イタリア人ライダー2人が表彰台に上がった。4位にはアンドレア・イアンノーネ、5位にはアレックス・リンスとスズキ勢、6位にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が続いてホンダ最高位、7位はダニロ・ペトルッチ(プラマック)、8位はマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)、9位にアルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、10位にはヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)が続いた。ポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、2番手を走行中の4周目に転倒。最後尾からなんとか再スタートを切ったが、16位でノーポイントでレースを終えた。チームメイトのダニ・ペドロサはオープニングラップで転倒してリタイアとなった。中上貴晶(LCR・ホンダ)はオープニングラップで転倒。5周遅れでレースに復帰して最後まで走り切った。第6戦を終えて、マルク・マルケスが95ポイントでランキングトップ。2位には72ポイントでバレンティーノ・ロッシ、3位には67ポイントでマーベリック・ビニャーレス、4位には66ポイントでアンドレア・ドヴィツォーゾが続いている。2018年 MotoGP 第6戦 イタリアGP 決勝順位No.RiderTeam199ホルヘ・ロレンソドゥカティ・チーム24アンドレア・ドヴィツィオーゾドゥカティ・チーム346バレンティーノ・ロッシモビスター・ヤマハ MotoGP429アンドレア・イアンノーネチーム・スズキ・エクスター542アレックス・リンスチーム・スズキ・エクスター635カル・クラッチローLCR・ホンダ・カストロール79ダニロ・ペトルッチアルマ・プラマック・レーシング825マーベリック・ビニャーレスモビスター・ヤマハ MotoGP919アルバロ・バウティスタアンヘル・ニエト・チーム105ヨハン・ザルコモンスター・ヤマハ・テック31144ポル・エスパルガロレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング1253ティト・ラバットレアーレ・アビンティア・レーシング1355ハフィス・シャリンモンスター・ヤマハ・テック31438ブラッドリー・スミスレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング1521フランコ・モルビデリエストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS1693マルク・マルケスレプソル・ホンダ・チーム1710ザビエル・シメオンレアーレ・アビンティア・レーシング1830中上貴晶LCR・ホンダ・イデミツ 41アレイシ・エスパルガロアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 43ジャック・ミラーアルマ・プラマック・レーシング 12トーマス・ルティエストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 17カレル・アブラハムアンヘル・ニエト・チーム 45スコット・レディングアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 26ダニ・ペドロサレプソル・ホンダ・チーム
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