2023年F1第20戦メキシコGP(メキシコシティGP)の決勝で11位以降だったドライバーのコメント。角田裕毅(アルファタウリ)は、8番手走行中の49周目にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と接触してスピン。後方から追い上げるも12位でレースを終了。母国レースとなったセルジオ・ペレス(レッドブル)が、1コーナーでシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触。マシンは宙を舞って地面に叩きつけられ、サイドポンツーンにもダメージを負ってリタイアした。
35周目にはケビン・マグヌッセン(ハース)がターン12でクラッシュ。マシンは大きなダメージを負って出火。コースにはデブリがまき散らされたため、レースは赤旗中断となった。アストンマーティンの2台、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)がリタイアし、完走15台のレースとなった。11位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「今日は我々にとって厳しい午後だったし、ポイント獲得を逃すはいつも残念だ。自分たちが持っているすべてを最大限に活用できたと思う。スタートは良かったし、第1スティントもまずまずだったし、少なくとも9位争いに加わっていたけど、残念ながら、セーフティカーと赤旗のタイミングが悪かった。あのアクシデントには大きな衝撃があったように見えたので、ケビン(マグヌッセン)が無事でよかった。今日は明らかにいくつかの部分で足りなかったので、改善しなければならないことがある。来週末のブラジルでトリプルヘッダーを締めくくるのを楽しみにしている。スプリントなのでより多くのポイントを獲得できるし、2019年に表彰台に上った思い出の場所でもある。準備はできているし、もっといいパフォーマンスを目指している」12位:角田裕毅(アルファタウリ)「ポイントを獲得できたリカルド選手とチームを祝福します。ペースは予想通り順調だったので、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)との接触があったのは残念でした。ハードタイヤでのスティントには満足しています。あれがなければ8番手にはつけなかったと思います。パワーがあり、マシンが好調であることがわかりました。ほかのマシンについていくのが難しく、徐々にタイヤが厳しくなってきたので、なるべく早くオーバーテイクしたかったです。接触によって集団から順位を落としてしまったので、とても申し訳なく思います。このコースとマシンの相性はよかったので、低速コーナーのある次回のブラジルGPでは、同じポテンシャルとチャンスを期待しています。残りのレースではトップ10入りを目指します」13位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)「タイヤが減ってしまった。37周はロングストレッチになりそうだったし、ミディアムタイヤでそれは不可能だった。残念だったのは、1ストップ作戦をとっていたためにハードコンパウンドをすでに使ってしまっていて、赤旗が出ることを知らなかったことだ。赤旗のタイミングは理想的ではなかったし、僕のレースにも響いた。でもケビンが無事だったことが重要なんだ。僕はあそこで耐えていたし、他の人たちを困らせていた。彼らは僕のリアウイングを長い間見てイライラしていただろうから、それは僕にとっては喜びだったね」14位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)「今日はチーム全体にとって厳しい一日だったし、運も味方してくれなかった。ピットインしたわずか1周後にセーフティカーが導入されたため、他のドライバーが赤旗の間にタイヤ交換を済ませてしまい、僕たちは大きく順位を落とした。リスタートは最初はまずまずだったけど、その後はずっとトレインにはまってしまい、終盤にはランス(ストロール)と接触してしまった。特に今日まで好調な週末だっただけに、ノーポイントというのは残念だ。今日は僕たちの日ではなかったけど、チャンピオンシップの順位を取り戻すために、来週のブラジルから3レースがまだ残っている。過去にブラジルで戦ったときはかなり強かったので、運を好転させて戦いに戻れることを願っている」15位:周冠宇(アルファロメオ)「悔しい一日だった。レースは赤旗のせいでかなり崩れてしまった。僕はいち早くピットインしてハードタイヤに履き替えたんだけど、リスタート時にユーズドのハードタイヤで一番周回を重ねていたのは僕だった。他の人はみんな新品のミディアムかハードを履いていて、ゲームオーバーだった。リスタートはうまくいったけど、ポジションをキープするのは不可能だった。グリップの差が大きすぎて、残りのレースはずっとカモにされていた。今週末はいい仕事ができていただけに残念だし、何も持たずに去るのは本当にがっかりだ」DNF:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)「今回も力強い日曜日だった。ペースは良かったし、いい動きもできた。2回目のリスタートがうまくいかず、トップ10入りを逃してしまった。でも、レースを通して問題を抱えていたし、信頼性の面で1周足りなかった。燃料ポンプに問題があってリタイアせざるを得なかった。クルマには適正な量の燃料が入っていたのに、エンジンに燃料を入れることができなかった。何とかしようとベストを尽くしたし、チームもそれを乗り越えるのを手伝ってくれ。71周で全力を尽くしたのに完走できなかったのは残念だけど、ポジティブなことはたくさんあったし、自分自身には満足している」DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)「一晩でセットアップを変更してマシンは少し良くなったが、上位グリッドで争うにはまだペースが足りない。ターン13と14の間で(バルテリ)ボッタスと接触してリタイアせざるを得なかった。これからはブラジルに焦点を移し、今年最後のスプリントウイークエンドを最大限に生かすことを目指す。トラックサイドでもキャンパスでも、みんなが改善し続けるために懸命にプッシュしていることは知っている。そしてそれが今の僕たちにできるすべてだ」DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「難しいレースとなった。1周目のターン1のアクシデントの後、デブリによるダメージを受けたようで、パフォーマンスが落ちてしまった。赤旗中断中に修復を試みたが、再スタート後にさらに悪化したため、結局リタイアせざるを得なかった。ここまでのトリプルヘッダーは簡単なものではなかったけど、成功のときよりも困難のときのほうが学ぶことが多い。今シーズンはまったく異なるコースであと3戦。ブラジルでまた頑張るよ」DNF:ケビン・マグヌッセン(ハース)「左リアのサスペンションが故障してクラッシュしてしまった。悪い場所で壁に激突して、手を打って少し痛かったけど、大丈夫だった。何が...