メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、チームが耐えている困難な2022年シーズンが今後何年にもわたって利益をもたらすと予想している。メルセデスF1チームは、2014年から2021年まで全てのコンストラクターズチャンピオンシップを獲得し、その間に逃したドライバーズタイトルは1つだけだった。
しかし、2022年の新世代F1マシンでメルセデスF1は一歩後退し、シーズン前半の多くを自分たちの車を理解するために費やしてきた。それでも多くの表彰台は獲得してきたメルセデスF1チームだが、2022年の初勝利をまだ待っている。トト・ヴォルフはこれまでのシーズンを「ジェットコースター」と表現した。「シーズンのスタートはあまり良くなかった。他に言いようはない」とトト・ヴォルフは語った。 「12月にチャンピオンシップを獲得し、その後4か月間、トップの選手たちと競い合わえないのはは苛立たしいことだ」「それ以来、我々はジェットコースターのように走り、ほぼすべてのレースで表彰台に上っている。日曜日は強いが、予選では決してそのレベルにはいない。ギャップが大きすぎた」「今はそれがどうしてだったのかを理解しようとすることが重要であり、シーズン後半には、予選のペースを上げて、勝利を目指してレースできることを願っている」メルセデスF1はゆっくりだが着実にフォームを取り戻しており、最後の数レースでは競争力を高めている。しかし、トト・ヴォルフは、メルセデスF1チームの目的は短期的な改善ではなく、数年かけて自分自身を改善することだと主張する。「我々の期待がチャンピオンシップをかけて戦うことであったことを考えると、本当にうまくいったことと言えることは多くない」とトト・ヴォルフは語った。「しかし、我々は前向きにとらえる必要がある。それは我々が過去に言ってきたことだ。『我々が負ける日は、我々が最も学ぶ日である』とね」「我々のクルマは本当に難しかった。改善しないときもあった。本当に改善していないように見えた。我々が学んだことは、何年にもわたって我々を助けると思う」「しかし、我々の期間は1週間でも1年間でもない。2年、5年、10年と継続的に組織を発展させていきたいと考えている」「そのためには、今年の学びとタフネスが有益になるかもしれない」
全文を読む