メルセデスF1は、F1イタリアGPでマックス・フェルスタッペンとの接触でルイス・ハミルトンが無傷だったのは、3つの安全デバイスが複合的に効果を発揮したためだと語る。ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンのクラッシュは幸いにも低速だったが、フェルスタッペンのマシンがハミルトンの頭上に乗り上げる非常に危険な事故だった。
事故の映像と画像では、F1マシンに搭載されたコックピット保護デバイスのヘイロー(Halo)が、ルイス・ハミルトンの頭部をかすめたマックス・フェルスタッペンの右リアタイアから保護していたことが証明された。先週の日曜日のレースの後、ルイス・ハミルトンは首の痛みを訴え、来週のF1ロシアGPに先立って専門家を訪ねる可能性が高いと主張。しかし、メルセデスは、ハミルトンがソチで「戦う」と確信している。「彼がう順調だと言えることをうれしく思う」とメルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは語った。「彼は首に痛みを訴えている。写真で見れば、インシデントの最中に彼がどれだけ前方に押し付けられていたかが分かるだろう。だが、彼には回復するための少し時間があるし、理学療法士のアンジェラもついている。彼女はいつもと同じように彼の面倒を見てくれているるので、ロシアで彼が元気に戦う姿が見れるはずだ」メルセデスF1のチーフストラテジストを務めるジェームズ・ボウルズは、ルイス・ハミルトンを悪い運命から救った3つの保護要素を明らかにした。「これは、過去数年間にF1で実施されてきたすべての安全性の証であると付け加えておく」とジェームズ・ボウルズは語った。「今回のケースでは、実際にヘイローが彼の命を救った。ヘルメットは衝撃を受け、彼を傷つけることがないようにうまく機能した。また、HANSデバイスが正常に動作した」「これらの3つのデバイスはすべて連携して、ルイスを救うために確実に機能した。ショブが言ったように、少し打撲や傷はあるが、大丈夫だ」また、アンドリュー・ショブリンは、ルイス・ハミルトンのW12が被った被害について語った。「サーキットを離れる前に、少し時間があったのでマシンの迅速な評価を行った」とアンドリュー・ショブリンは語った。「リアウイングはかなりひどく損傷している。クラッシュ中にそれがどこまで曲がってしまったかは皆さんも分かるだろう」「ウイングとフロア周りに少し表面的な損傷があるが、衝撃のほとんどはロールフープエリアとヘイロー自体が受け止めた。それらはかなりひどく外れていた」「PUをざっと見た感じては、問題はないように見えう。ギアボックスは、ここにマシンが戻ったときにもう少し詳しく調べていく。しかし、言ったように、ほとんどはヘイローとロールフープエリアに限定されていた」