メルセデスGPの重要人物たちは、新車MPG W01のペース不足を認めている。バレンシアテスト最終日に3番手タイムを記録していたミハエル・シューマッハは「いくらか後れを取っていると思う」とBildにコメント。「最速のマシンと互角だとか、開幕戦で勝つ準備ができているとは思っていない。でも、それは重要ではない。序盤からポイントを稼いで、うまく開発していくことが重要だ」
メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグは以下のように述べている。「スピードは良くなるだろうし、すべては正しい方向に向かっている」「開幕戦までまだ4週間以上あるし、我々のマシンは大きく変わることになるだろう」チーム代表のロス・ブラウンは、MGP W01のハンドリングのバランスの悪さを指摘し、「少しペースが不足している」とBBCにコメント。バレンシアでW01は、エギゾーストにひびが入り、水曜日には油圧の問題で予定より早く走行を終えている。「フェラーリやルイス(ハミルトン)ほど速くないし、やるべきことはいろいろとあるようだ」とロス・ブラウンは付け加えた。フェラーリの新車についてはミハエル・シューマッハも「かなり強そうだ」と認めている。