メルセデスF1は、モナコとバクーでの2つが期待外れなレースだったかと言って、2022年のF1マシンの開発計画を変更することはないと主張する。メルセデスF1は、過去2戦で苦戦を強いられてわずか7ポイントしか獲得できておらず、コンストラクターズ選手権ではレッドブル・ホンダに26ポイント差、ドライバーズ選手権ではマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに4ポイントのリードを築いている。
また、F1アゼルバイジャンGPをノーポイントで終えたことで、メルセデスF1の連続ポイント獲得記録は55戦で途絶えた。また、2台のマシンがフィニッシュしてノーポイントだったのは2021年のF1アメリカGP以来の出来事となる。メルセデスF1のトト・ヴォルフは、チームのパフォーマンスを「受け入れられない」と非難。だが、レッドブル・ホンダF1との2021年のタイトルバトルの激しい性質にも関わらず、メルセデスF1が2022年マシンの開発からリソースを割いてW12の開発に回すという誘惑に駆られることはないと主張する。「我々はすでに2022年の計画を再調整しており、それを実現する方法はない」とトト・ヴォルフは説明する。「週末に2回のレースが非常に悪かったという理由だけで、我々が下した決定、戦略的決定を変更することはない」「これらの2つのレーストラックは我々にとって最悪であるかもしれないことは分かっていた。そして、その評価が正しいことを願っている」「今後、ヨーロッパのレースがどうなっていくか見てみよう。だが、明らかに、これら2つのレースは、我々が設定した基準、我々が設定した期待を完全に下回っていた」対照的に、マックス・フェルスタッペンは、タイトル争いでメルセデスF1を打ち負かす可能性がある限りは、引き続き今年に優先順位を付けるようレッドブル・ホンダに訴えている。