メルセデスF1は、2020年シーズンに開幕2連勝という素晴らしいスタートを切ったが、今週末のF1ハンガリーGPではレッドブル・ホンダF1の強力な反撃に備えていると語る。メルセデスF1は、オーストリアのレッドブル・リンクで開催された両方のグランプリでポール・トゥ・ウィンを達成。第2戦では1-2フィニッシュを達成してレッドブル・ホンダF1を圧倒した。
レッドブル・ホンダF1は、開幕戦F1オーストリアGPではダブルリタイアを喫したものの、第2戦F1シュタイアーマルクGPではマックス・フェルスタッペンが3位、アレクサンダー・アルボンが4位と挽回している。ハンガロリンクは、2019年にマックス・フェルスタッペンがレッドブル・ホンダF1に初ポールポジションをもたらしたサーキット。ホンダのF1エンジンでは13年ぶりのポールポジションだった。だが、決勝ではルイス・ハミルトンの戦略を2ストップに切り替えたメルセデスF1が終了間際にフェルスタッペンを抜いて勝利を収めている。「彼らはハンガリーで非常に強いと確信している。彼らが歴史的に素晴らしいパフォーマンスを示してきたトラック」とメルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは語る。「我々もここ数年で改善を果たしてきたが、常に難しい週末となっている。我々にとって暑さはまだ少しアキレス腱だと言える。天気予報で見た限りでは、日曜日に30度まで気温が上がる可能性がある。しっかり準備して、ブダペストに全ての焦点を当てる必要がある。それを最大限に生かせることを願っている」「オーストリアでレッドブルに負けていた場所は低速コーナーだった。特にターン3とターン4は、我々の脆弱性だったように思う」「ストレートと高速コーナーの他はどこも我々の方が速い。したがって、とにかくマシンの開発を続け、プッシュ、理解を深めていく必要がある。ブダペストは完全に異なる状況であり、ダウンフォースが多く、低速と中速のコーナーがたくさんあるので、そこでどのように機能させられるかを見ていく」ルイス・ハミルトンは過去にハンガロリンクで7勝を挙げ、6回のポールポジションを獲得しているが、レッドブル・ホンダF1の脅威に警戒している。「僕たちはまだ盤石なわけではない。たとえば、オーストリアではレッドブルが僕たちを上回り続けたターン3やターン4といったエリアがある。僕たちには改善できる領域がある」とルイス・ハミルトンは語る。「彼らは先週の戦略面で優れていたと思います。今週末は僕たちは堅実だった。彼らは素晴らしいチームであり、本当に素晴らしい仕事をしている。エンジンパワーであれ、ダウンフォースであれ、彼らがどこで僕たちよりもどこが弱いのかわからないけど、年間を通して僕たちの主な競争相手だと考えている」レッドブルは、F1ハンガリーGPで2010年と雨の2014年に2回しか優勝していない。それでも、レッドブル・ホンダF1として希望をもって第3戦に臨む。「ハンガリーで我々がもっと競争力があることを期待している。異なるタイプの会場だ」とクリスチャン・ホーナーは語る。「メルセデスは非常に強力であり、オーストリアで上位3名の後続との距離は非常に大きかった。マックスも追いつくためにいい走りをしていた」