マクラーレンはジュニアドライバーのアレックス・ダンとの契約を即時に終了したことを発表した。アレックス・ダンは昨年、F3でのルーキーシーズンにマクラーレンのジュニアプログラムに加入し、今年はF2へとステップアップ。今季、F2で好調な初シーズンを過ごしており、2勝、2回のポールポジション、7度の表彰台を獲得している。
しかし、F2シーズン残り2ラウンドを前に、マクラーレンはダンとの関係を解消したことを発表した。RacingNews365によれば、チームとドライバーの今後のキャリアに関する方向性が一致しなかったと理解されている。マクラーレンの声明にはこう記されている。「マクラーレン・レーシングは、マクラーレン・ドライバー・ディベロップメント・プログラムのメンバーであるアレックス・ダンとの契約を終了した。「この1年間、アレックスと共に仕事をし、マクラーレン・ドライバー・ディベロップメント・プログラムを通じて彼の成功と成長に貢献できたことは喜ばしいことだった」「アレックスは即時に契約解除となる。今後のキャリアにおける成功を心より願っている」ダンは今年5月、2023年型マクラーレンMCL60を駆り、ザントフォールトでF1テストデビューを果たした。またオーストリアGPではFP1に出走し、チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリに0.1v秒差以内の4番手タイムを記録して印象を残した。先月のイタリアGPでも2度目のフリー走行出走を果たしている。現在F2ドライバーズ選手権では5位につけている。19歳のダンは自身のInstagramで声明を発表し、将来への期待を強調した。「本日をもって、マクラーレン・ドライバー・ディベロップメント・プログラムと双方合意の上で契約を終了した」「この1年間、ドライバーとして成長・改善できるよう支えてくれたマクラーレンのすべての人に感謝している。初めてF1カーをドライブする機会を得て、その後2度のFP1に出走できたことは、僕にとっていつまでも大切な思い出になるだろう。彼らの今後の成功を祈っている」「ありがとう、パパイヤ・ファミリー。まだ今季は重要な2ラウンドが残っている。これから訪れる未来にとてもワクワクしている」
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