マクラーレン F1タイトル争いでレッドブルをリードも「安住するべからず」

しかし、マクラーレンのCEOは、残り6レース（うち3レースはスプリントレース）で何が起こるかわからないと警戒しており、レッドブルが戦いから脱落するとは考えていない。レッドブル・レーシングは、次のアメリカGPにアップグレード・パッケージを投入する予定である。これが成功すれば、再び勢力図が塗り替えられる可能性もある。ザク・ブラウンは、チームは1レースに集中するというアプローチを維持しなければならないと認識している。これは、以前にチーム代表のアンドレア・ステラが掲げた標語である。「我々は1レースずつに集中するしかない」とブラウンは語る。「コース上での戦い方についてアンドレアと話すたびに、彼はまだ『このレースで勝つ』とは言っていない」「彼はかなり保守的で、地に足がついている。だから、我々はただ前進し続けるだけだ。今年の初め、私は確かにマックスが24勝を挙げるだろうと思っていた」「今では8レースも勝利から遠ざかっている。6、7レースで状況がどれほど早く変化するかを我々は知っている。まだ先は長い。だから、我々は安住しすぎないようにしなければならない」マクラーレンに懸念なしマクラーレンのMCL38はあらゆるタイプのサーキットで強さを発揮しており、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはマイアミ、ハンガリー、ザントフォールト、アゼルバイジャン、シンガポールで勝利を収めている。特にシンガポールでのランド・ノリスの圧倒的な強さは、フェルスタッペンとレッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコを驚かせた。マルコはノリスの勝利を「並外れている」と表現した。シーズン最後の6レースを前に、マクラーレンはマシンのポテンシャルに不安を抱えていない。自信は高い。マクラーレンが残りのレースを心配しているかどうかを尋ねられたブラウンは、「毎週末のレースに臨む際の一般的な心配事以外には、心配するようなことはない。しかし、それが我々を油断させないようにしていると思う」と答えた。「我々よりも得意とするトラックもあるが、あらゆるタイプのサーキットで勝利を収めた今、我々が強くないと思うトラックはない」「我々の車にはかなり自信を持っている」