マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、レッドブルからロブ・マーシャルがチームに加わることと、レッドブル・パワートレインズとマクラーレンとの将来のエンジン契約の可能性には「何の関連性もない」と語った。レッドブルのトップエンジニアであるマーシャルは、2024年1月からマクラーレンのエンジニアリング&デザイン担当テクニカルディレクターとして新たな職務に就くことが5月に発表された。
一方、以前、マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは2月にミルトンキーンズのレッドブル・パワートレインズの施設を訪れ、2026年のパワーユニット使用に関する最初の話し合いを行ったと報じられている。現在のマクラーレンとメルセデスのエンジン供給契約では、翌シーズンに新世代F1パワーユニットレギュレーションが導入される前の最終年となる2025年シーズン終了まで使用することが決まっている。しかし、マーシャルのマクラーレン入りと将来のレッドブルとのパワーユニット契約との間に何らかの関連性があるのかとの質問されたステラは、そのような事実はないと否定した。「関連性が存在しないことを確認できる」とステラはメディアに語った。「2026年に向けて市場で入手可能なパワーユニットを検討するデューデリジェンスの一環として、数か月前にレッドブルと話し合いを行った」「しかし、現時点ではHPPとの交渉はかなり進んでおり、レッドブルとの会話に進展はない」