マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、レッドブル・リンクでの強力なパフォーマンスにもかかわらず、F1イギリスGPの見通しについては現実的なままだと主張する。前戦F1オーストリアGPではランド・ノリスが、メルセデスF1の2台とセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)に先んじて2番グリッドを獲得。決勝でもパフォーマンスは変わらず、今シーズン3度目となる3位表彰台を獲得した。
この結果により、マクラーレンはフェラーリに19ポイント差をつけてランキング3位につけている。オーストリアでは特にレッドブル・ホンダやメルセデスと同様のパフォーマンスを見せたマクラーレンだが、アンドレアス・サイドルはホームレースに先んじて合理的な見通しを保っている。「今シーズンの最初のトリプルヘッダーが終了し、今週末はホームグランプリでレースをすることを楽しみにしている」とアンドレアス・ザイドルは語った。「イギリスグランプリで満員の観客が集まるのは素晴らしいことだ。ファンや多くのチームメンバーがグランドスタンドからサポートしつつ、全員の安全を確保するための適切な対策が講じられている」「オーストリアでの好成績の後、チームとしてリセットすることに時間をかけてきた。我々は良いポイントを目指して再び戦う準備ができている」「我々はパッケージを最大限に活用することでパフォーマンス面で前進を続けているが、達成可能なことについて現実的であり続けている。集中力を保ち、シーズンを進めるにつれて1戦ごとにレースに臨む必要がある」ランド・ノリスもアンドレシウ・ザイドルの言葉を繰り返し、オーストリアのダブルヘッダーからシルバーストンへの勢いを引き継ぐことを目指していると付け加えた。「今シーズン3度目の表彰台に立つことは素晴らしい気分だった」とランド・ノリスは語った。 「今年、そして、激しいトリプルヘッダーの間にチーム全体がこれまでに費やしたすべてのハードワークにとってそれは当然の結果だった」「このエネルギーを今週末に僕とチームのホームグランプリに持ち込むことができることを願っているけど、シルバーストンは非常に異なるトラックであるため、達成できるに現実的になる必要がある」「とは言え、僕たちはできるだけ多くのポイントを獲得するために最善を尽くす」