マクラーレンF1チームのCEOを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソがルノーF1チームと契約するという報道に疑問を投げかけ、勝てるまでに3年かかるF1マシンにアロンソが乗りたがるとは思わないいないと語る。先週、セバスチャン・ベッテルが2020年シーズン限りでフェラーリ離脱というニュースをきっかけに連鎖的にチーム移籍が起こり、カルロス・サインツがフェラーリ、ダニエル・リカルドがマクラーレンに動いた結果、ルノーF1の2021年のシートに空席ができた。
それと同時、2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソが、ルノーF1と交渉していると報じられ、すでに事前契約に合意していると伝えているメディアもある。しかし、マクラーレンでフェルナンド・アロンソのボスを務めたザク・ブラウンが、38歳のフェルナンド・アロンソは、彼のファンほどルノーのF1シート獲得に熱心であるとは思っていないと語る。「先日彼と話をした。私はいろいろと嗅ぎまわっていた。彼はまだ決心がついていないと思う」とザク・ブラウンは Sky Sports に語った。「私がルノーを運営していれば、間違いなく彼をクルマに乗せるだろう。彼は偉大な名前であり、誰よりも速い。彼は2つのチャンピオンシップを獲得しており、彼には歴史がある」「ルノーの観点からは、誰を乗せるかはかなり明白だと思う」しかし、フェルナンド・アロンソ側の大きな問題は、レースに勝てる見込みのないルノーのF1マシンに乗りたいかどかだ。「まだ勝てる実力のないマシンでフェルナンドが22戦に復帰したいかどうかだ・・・」とザク・ブラウンは続ける。「フェルナンドの身の丈を考えれば、シートに飛びつくのは表彰台のトップに立つことができると考えている場合だと思う」「彼らが同じようにトップに返り咲くための旅をしていることを踏まえれば、彼らは素晴らしいチームであり、素晴らしいリソースがあり、以前にそこにいた素晴らしい会社なので、私としては彼らはそこにたどり着くだろうと思っているが、フェルナンドが2021年に勝てるクルマではなく、3年の旅に出るクルマに乗る意欲を持っているかどうかはわからない」スペインの AS は、フェルナンド・アロンソがルノーF1で復帰するという挑戦をするか、F1のドアを完全に閉めるかどうかをまだ決定していないと主張している。同紙は、フェルナンド・アロンソはルノーF1でのF1復帰を決定する前にインディ500に取り組みたいと考えているため、将来についての憶測は数ヶ月続く可能性があると伝えている。昨年、マクラーレンはルノーを破ってコンストラクターズ選手権4位を獲得。ルノーはダニエル・リカルドを擁しても表彰台を獲得できなかった。また、2020年のインディ500でフェルナンド・アロンソはアロー・マクラーレンSPから参戦することが決定している。