フェリペ・マッサは、新しいフェリペ・マッサとの素晴らしい関係をすでに楽しんでいると語る。フェラーリの新コンビは緊張関係がつくりだすだろうと推測されていたが、マッサは、キミ・ライコネンとペアを組んでいたときよりも雰囲気は暖かくなったと語る。「かなり順調なスタートをきっているよ」とマッサは語る。
「すでにマシンやどこが競争力のあるクルマを持つかなどついてたくさん話をしている」「キミとの3年間よりも、たくさんアロンソと話している。もちろん、キミはあまり話すのが好きではなかったけど、話さなくてもキミとはかなりうまく働いていたので困難ではなかった。それは問題ではなかった」マッサは、二人ともうまく調和して働くことがフェラーリの利益になることを認識していると語る。「僕たちは一緒にうまく働く必要があると思う。そうでなければ、僕たちにとってもチームにとっても好ましくない。僕たちは非常に重要なチームにいるし、何をしなければならないかわかっている。一緒にプロフェッショナルな仕事ができれば、トラック上でより良いマシンを持てるだろう」「問題になるとは思わないし、一緒にうまく働くことができると思っている。素晴らしいクルマを開発できるだろうね」「確かにトラックではトップにいたいし、彼もトップにいることを望んでいる。でも、それがスポーツだ。かなりモチベーションは高いし、良い仕事ができると思っている」アロンソとマッサは2007年のスペインGPとドイツGPでのトラック事故のあと口論になった。また昨年の秋にはマッサは、アロンソが“クラシュゲート”を事前に知っていたと発言。しかし、マッサは今はもうそのような小ぜり合いはないと主張する。「問題に関して僕たちは議論した。僕たちがドイツで話をした2007年に何が起こったかはみんなが知っている。レースの後、僕は彼に文句を言ったんだ。そして、彼も僕のやり方が卑怯だったと言った。でも、それは事実じゃなかった。だから僕らはきちんと話し合いをして、彼は謝ってくれたし、それで終わりさ」「母親のところに行って、一度ゴメンといえば全てがいつも通りに戻る。そんなようなものさ。個人的には問題はないし、アロンソについて変な感情や意見はないよ」