F1韓国GPの主催者は、たとえ赤字であっても今後もF1を開催していく価値があると主張する。今週末に開催されるF1韓国GPだが、メインスポンサー2社が撤退し、赤字は300億ウォン(約21億円)に達する見込みとされている。F1韓国GP2016年まで開催契約を結んでいるが、利益を上げるどころか、収支を合わせるのも困難だとの見方がある。
だが、主催者のパク・ジョンムンは「大規模なスポーツイベントでは損失は避けられない」と Korea Times に述べた。「1988年のソウルオリンピックでさえ赤字イベントだった。しかし、利益をはるかに超えるその他の効果があったことを考えれば、開催する価値はある」 しかし、 Korea Times は2つのメインスポンサーがF1韓国GPから手を引いたと報じている。 「我々の企業イメージと代替手段を見直した結果、今年のメインスポンサーにつかないことを決めた」と韓国の製鉄会社であるPOSCO(ポスコ)は述べた。 またパク・ジョンムンは、バーニー・エクレストンと2012年のレースには通例の開催費10%増加を課さないことに合意したと述べた。「日本で証明されたように、我々はF1マシンで使用されている最新の技術が、自動車産業の成長に転換されることを期待している」とパク・ジョンムンはコメント。「それ以外でも、イベント開催による地域経済への前向きな影響は損失よりも大きい」