ジョリオン・パーマーは、ルノーとの最後のレースとなるF1日本グランプリを終え、チームに惜別のメッセージを送った。F1日本グランプリの予選終了後、今回のレース限りでジョリオン・パーマーがルノーを離れるという衝撃のニュースが伝えられた。予選を14位で終えていたジョリオン・パーマーは、エンジン交換による20グリッド降格ペナルティによって18番手からスタート。
ソフトタイヤでスタートして粘りのレースを戦ったが、12位でレースをフィニッシュ。ルノーでの最後のレースをポイント獲得で飾ることはできなかった。ルノーとともにシーズン終了を見届けることを望んでいたジョリオン・パーマーだが、ルノーに敬意を表すとともに、後任となるカルロス・サインツの活躍を祈っていると述べた。「3年間をともにしたチームとの最後のレースになることがわかっていたので、ちょっと不思議な週末だった。オースティンに彼らと一緒に行けないのは残念だ」とジョリオン・パーマーはコメント。「エンジンペナルティを科せられることで18番グリッドからスタートすることはわかっていたし、12位でフィニッシュできたことは僕たちが得られる精一杯の結果だった」「最後はマッサに追いついていたので、最後にバーチャルセーフティカーがなく、あともう一周あれば、ポイントを獲得できていたかもしれない。それでも、フラッグを見られて嬉しく思っている」「このレースの後には数週間のギャップがあるし、僕が離れるには今回が理にかなっていると思う。シーズンをフィニッシュできないのは残念だけど、僕は決定を尊重しているし、チームとカルロスの今後の活躍を祈っている。僕たちは別々の道を歩むことになったし、僕は将来に取り組んでいく」「家に帰るために飛行機に座ったときに実感するかもしれない。でも、再び僕がルノーに戻ることがないのは確かだし、F1に戻ることもないかもしれない」ジョリオン・パーマーは、今年ルノーのシートについて絶えず質問されることにストレスを感じていたが、この経験から前に進んでいると確信していると語る。「安堵というわけではない。自分が始めたシーズンを最後まで見届けたかった」とジョリオン・パーマーはコメント。「今年のストレスはかなりのレベルだった。多くの理由で厳しいシーズンだったし、週末毎にクエスチョンマークが浮かんで、望んでいたようにシーズンが展開しないことでプレッシャーが増していた。でも、シーズンを見届けられたから嬉しかっただろう。ここ数週間では示すことができかったけど、チームは良い位置にいると思う」