F1イタリアGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。9月1日(日)にモンツァ・サーキットで2024年のF1世界選手権 第16戦 イタリアグランプリの決勝レースが行われた。優勝はシャルル・ルクレール(フェラーリ)。大胆な1ストップ戦略で2ストップのマクラーレン勢を抑え、モンツァに終結したティフォシの予想外の勝利を収めた。オスカー・ピアストリが2位、ランド・ノリスが3位とダブル表彰台を獲得したマクラーレンは、レッドブルとの差を8ポイントまで縮めた。
1位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「何という素晴らしい気分だろう。2019年にモンツァで初めて優勝したときは、僕自身にとってもチーム全体にとってもとても感動的な瞬間だった。ここでもう一度同じような気分を味わえるとは思ってもみなかったが、今日はそうなった。僕たちのティフォシが一緒に喜んでくれているのを見るのは素晴らしいし、2度目の勝利を分かち合えてとても嬉しい。モナコとモンツァは、僕にとって特別なレースなので、常に勝ちたいと思っていた。今日の勝利を可能にしてくれたチームの一人一人に感謝したい。この夢を現実のものとするために素晴らしい仕事をしてくれた。そして、この勝利を共に達成できたことを誇りに思う。今日は完璧な戦略を実行し、ライバルたちに打ち勝った。この勢いを維持し、残りのシーズンもあらゆる機会を活かして全力を尽くすつもりだ」2位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「正直に言うと、この結果は痛い。今日は多くのことを正しくこなしたが、シャルルの戦略が正しい選択だったようだ。僕たちのポジションとタイヤの状態を考えると、1ストップを試みるのはあまりにもリスクが高かった。ペースにはとても満足しているし、自分なりにうまくレースを運べたと思っている。しかし、2位でフィニッシュすると、やはり辛いものがある」3位:ランド・ノリス(マクラーレン)「コース上でのフラストレーションのたまる一日だった。フェラーリは今日、より良いレースをした。彼らに脱帽だ。彼らの方が良い車を持っていた。オスカーはよくやった。彼は僕を追い抜くのに良い仕事をしたし、前に出るのにふさわしかった。僕たちは1ストップのレースも考えたが、僕のタイヤの磨耗の具合では不可能だった。僕たちはそれが厳しいものになることは分かっていたし、最終的な結果には失望しているが、バクーではまた頑張るよ」4位:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)「まず、シャルルとチーム全員、そしてマラネロで働く人たちにおめでとうと言いたい! 彼らとティフォシの皆にとって本当に嬉しい勝利だ。今日は表彰台を逃してしまい残念だ。最初のスティントを延長したことで、レースタイムを失い、先頭の牽引車列に遅れをとってしまったと思う。そこから時間を挽回するのは難しかったが、1ストップ戦略に賭けた判断は正しかったし、全体的にはマシンのパフォーマンスが向上していることを喜ぶべきだろう。今後のレースで、この好調を維持できるか見てみよう5位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「今日はもっと上位を争うだけのペースがなかった。特にマクラーレンとフェラーリが強かった。サインツにはついていくことができたが、彼のように長いスティントを走り、1回でピットストップをこなすことはできなかった。もし彼より前にスタートできていれば、彼を抑えられたかもしれない。でも、最終的には、もっと多くのことを達成するには、今日はもっと良いマシンバランスが必要だった。ここまで好調だった週末を、それに見合う結果を残せないまま終えるのは残念だ。プラクティスと予選では全体的に調子が良かったが、今日はそれに見合う走りができなかった。 現在のレースは接戦が続いており、今後のレースで何が起こるか楽しみだ。 今後も懸命に努力を続け、2週間後のバクーではより良いレースができることを期待している」6位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「モンツァでの週末は予選も決勝も難しいものになった。決勝のポジションは僕たちができる最良の結果だったと思う。ピットストップでうまくいかなかったたし、レースを通してパワーも足りていなかったが、自分たちのレースをすることに集中した。2ピットストップは最適な作戦ではなかったが、結果的にダメージを最小限に抑えることができた。この週末は解析すべきことがたくさんある。このようなレースは時にはあるもので、目指す姿へと再び戻れるように努力を続けなくてはならない。チームには多くのフィードバックを伝えた。バクーまでの2週間はこれまでの問題を解決して、改善できるように準備を進めていく」7位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日はフラストレーションのたまる一日だった。結局、表彰台を争うだけのペースはなかったが、僕のレースは1コーナーで台無しになってしまった。チームが週末に費やした努力の甲斐もあって、ようやくここまで来られたというのに、このような結果になってしまったのは残念だ。スタートはうまくいったが、ピアストリの後ろのダーティーエアに巻き込まれてしまった。彼を避けようとしてロックアップし、フロントウイングにダメージを負ってしまった。そのせいで最初のスティントはペースが上がらず、ピットストップではウイングの交換に時間を取られてしまった。夏休み前のように、ここでもザントフォールトでもペースが上がっていない。チームとして、理由を突き止め、努力を重ねていく。他のチームは一歩前進しているように見えるので、彼らに追いつくために真剣に取り組む必要がある」8位:セルジオ・ペレス(レッドブル)「この週末はフリー走行の1周目から難しい状況が続いており、残念ながらうまくいかなかった。レースの序盤はハードタイヤでのバランスはよく、タイヤをいたわりながら走れましたが、早い段階でデグラデーションに悩まされタイヤマネジメントが難しくなった。ミディアムタイヤでの最後のスティントはロングスティントとなったため、タイヤのペースを考えると最大限の力を発揮することはできなかった。ジョージ・ラッセルとは限界ギリギリのいいバトルができたが、タイヤがうまく機能しなかった。ペースでも苦労したがそれ以上にバランスが問題だったので、低速から高速の間をもう少し改善する必要がある。今まですばらしいマシンを作ってきた僕たちのチームは、これを解決できると信じている。今の問題点は明確なので疑問はない。バランス面の問題を解決できれば状況を変えることができるので、今は解決に向けて努力をするだけだ」9位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)...
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