KVレーシングは、インディカーから撤退することを発表した。先週フェニックスで行われた公式テストにKVレーシングが参加しなかったことで、同チームがインディカーに参戦しないことは明白になっていた。KVレーシングの共同オーナーであるケビン・カルコーベンとジミー・ヴァッサーは16日(木)に声明を発表。2017年のインディカーに参戦しないことを正式発表した。
2003年にジャック・ビルヌーブの元マネージャーでBARホンダのチームマネージャーを務めたクレイグ・ポラックとともに前身となるPKレーシングを設立したケビン・カルコーベンは「この14年間、KVレーシング・テクノロジーで戦ってきた全員に感謝を表明したい」とはコメント。「だが、私も73歳に近づいており、もはやチームメンバーの努力とサポートに値するものをチームに与えられないと感じた」「シリーズでは本当に楽しい時間を過ごした。2008年のシリーズの再統一を手伝うことができ、“レースで最も素晴らしい光景”であるインディ500に勝つことができた」2004年に共同オーナー兼ドライバーとして加入したジミー・ヴァッサーは「長年にわたってチームをさぽーとしてくれたファンの皆さんに感謝したい」とコメント。「まだ運転している際にドライバーからチームオーナーへの転向という特別でユニークな機会を与えてくれたケビン・カルコーベンにも感謝したい」「このチームの一員だったことを非常に誇りに思う。我々の成功を成し遂げるために一緒に働いてきた素晴らしい人々とドライバーの全員をこれからも大事にしていく」KVレーシングは、佐藤琢磨が2010年にインディカーでのキャリアをスタートさせ、翌年まで所属していた。