F1ハンガリーGP フリー走行1回目のハイライト動画。2021年 F1世界選手権 第11戦 F1ハンガリーGPのFP1セッションが7月30日(金)にブダペストのハンガロリンクで行われた。初日の天候は晴れ、気温30.4度、路面温度52.6度のドライコンディションで60分のFP1セッションはスタート。ピレリは、レンジの中央にあたるC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)を持ち込んでおり、大部分のドライバーがハードで走行を開始した。
セッション中盤が近づくとソフトタイヤでのショートランをするドライバーが増えてくる。60分という短い時間の特性上、チームごとに異なるプログラムを実施しており、同じコンディションで同じタイヤで走るといった昨年までの状況は見られないのが今年の特徴だ。残り20分でアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅がクラッシュ。セッションは赤旗中断となった。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン。21周を走行して、2番手に0.061秒差をつける1分17秒555をマーク。今後レースエンジンとして使用されるかは不明だが、前戦のクラッシュによるホンダF1エンジンへの影響も現時点ではなさそうだ。序盤のハードタイヤではメルセデスF1に1秒近く差をつけており、イニシャルセットアップの方向性は間違っていないようだ。2番手にはバルテリ・ボッタス、3番手にはルイス・ハミルトンとメルセデス勢。セクター1ではボッタス、セクター2ではフェルスタッペン、セクター3ではハミルトンと3名それぞれが区間ベストをマークした。4番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)、5番手にはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、6番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、7番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)とミッドフィールドは今回も混戦模様。レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスはフェルスタッペンから0.911秒差の8番手。ここまでフリー走行1回目のスローなスタートが続いている。角田裕毅(アルファタウリ)はクラッシュによって18周の走行に留まった。ちょうど多くのチームがソフトタイヤでのシングルラップを終えて、ロングランに移行したタイミングであったことから12番手となったが、20分を潰したのは痛いミスだ。