ホンダは、スペインGPに向けてアップデートを行った後は、大きなアップデートは一度のみで、2009年のためのマシンの開発に集中する予定であることが明らかになった。2009年のF1レギュレーションは、スリックタイヤの復活やエアロの制限、そしてKERSシステムの導入など、これまでのF1マシン開発とは異なるアプローチが必要になる。
ホンダは、スペインGPに向けてアップデートを予定しているが、ホンダのチーム・プリンシパルであるロス・ブラウンは“autosport”に対し、シーズン中盤から開発リソースを2009年マシンに費やす予定であることを語った。「(スペイン向けのアップデートは)発表からメルボルンの間ほど大きくはないが、おおよそ中間くらいで、かなり良いステップだ。伝統的に全てのチームが最初のヨーロッパレースに向けて改善を行う。だから我々もそれを考慮に入れなければならない。しかし、その部分の開発手法にはとても満足している。」「シーズン中盤にもうひとつのアップデートを行う計画がある。そして、それ以降はリソース全体を2009年に集中させるだろう。2009年のプログラムはすでに始めているが、月ごとにより多くのリソースを当てていく。シーズン中盤のアップデートの空力作業は、6月前半、早くて5月後半には終了するだろう。それ以降は来年に集中するつもりだ。」