ロス・ブロウンは、フェラーリとエンジン供給に関する話し合いをしていることを認めた。ホンダは、F1撤退の際、今あるエンジンを供給することを検討しているが完全にフルシーズンを戦えるエンジン数はなく、今後エンジンの製造はしないとしている。「ホンダはすでにエンジンを供給しないことを明言しているので、私はフェラーリに連絡した」
「まだ契約はしていないが、ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長とステファノ・ドメニカリからから支援があると思っている。同級生のようなものだ。彼らはまだ私のことを仲間の一人として見てくれている」ロス・ブロウンは、ブラックリーでシーズン開幕までにマシンを用意する作業が続けられていると述べた。しかし、どのエンジンを搭載するかが未定であるため、時間が制約されており、チームが救済されてもシーズンのスタートは厳しいものになる可能性が高いと語る。「いずれにしろ違うエンジンを搭載するためにマシンを改造するには少なくとも6週間は必要だ。だから今更急いでいない」「冬の間にトラックに出るのは無理だろう」「だからこそ我々は2010年の進化パッケージを研究している。来年になればステップアップを目指す。来シーズンは移行期間になるだろう」またブラウンは、カルロス・スリムがチームを買収しようとしているという噂は的外れであると繰り返した。「噂の紳士が我々を訪れたことはないし、チーム買収に関心を示したこともない」関心を示している団体の身元はまだ明らかにされていないが、ブラウンは、高い売値や自身の残留ではなくホンダレーシングのスタッフの将来を確保することを目指していると語る。「ひとり以上としか言えない。目的はスタッフの仕事を救うことだ。私の残留は最優先事項ではない」しかし、期日までにチームが買い手を見つける可能性について、ブラウンは「可能性は非常に高い。本当に楽観的に考えている」と述べている。
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