ホンダ・レーシングF1チームのCEOであるニック・フライとチーム代表のロス・ブロウンは、チームを救済する売却先を見るけることに“十分な確約”を得ていることをホンダ・レーシングF1チームの役員が明らかにした。本田技研工業は5日、F1からエンジン供給を含め、完全に撤退することを発表した。イギリスを拠点とするホンダ・レーシングF1チームは、現在、チーム存続に向けて救済案を検討している。
会見の場でホンダの福井社長は「後のHonda Racing F1 Team、英国でエンジンの供給を行ってきたHonda Racing Development Ltd.については、チーム売却の可能性も含め従業員と協議にはいります」と述べている。ロス・ブロウンは、既にチームスタッフに対して売却候補を語ったとみられており、情報筋によると、2009年のためにフェラーリのカスタマーエンジンの供給を確保しているとされている。ホンダのマーケティング・ディレクターを務めるデビッド・バトラーは、チームスポンサーやパートナーに向け、新しい所有者を見つける動きがあることを手紙で伝えている。「私たちは現在、将来を評価しています。CEOのニック・フライ、チーム代表のロス・ブロウンが率いるチームの経営陣は、チームの将来を確保することを強く確約しています。私たちは、ここブラックリーの世界クラスの施設と人材に加え、新しい技術リーダーのもとで2009年を過ごため、高い期待を与えれれる新しいオーナーを探しています。私たちの進捗をお知らせしておきます」買収候補のひとつとしては、ドバイ・インターナショナル・キャピタルが挙げられている。 ドバイ・インターナショナル・キャピタルは、スーパーアグリ買収から寸前になって手を引いた企業。ドバイ・インターナショナル・キャピタルは、投資資金として120億ドル(約1兆1,094億円)を用意しているとされている。
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