ニック・ハイドフェルドは、F1ハンガリーGPでの炎からの脱出は、今年序盤にスペインで起きたの同様の事故よりもずっと怖いものだったと認めた。ハイドフェルドのマシンは、2回目のピットストップ直後に炎上。2回目のピットストップはホイールナットに問題があり、通常よりも長くかかっていた。チームは、マシンが止まっている間に前方に設置されたエキゾーストが過熱し、ボディワークに火が回ったと考えている。
ニック・ハイドフェルドは、ピット出口でレーシングスピードに加速することで火は消えると考えていたが、マシンのサイドに火が回り、状況はさらに悪化した。またマーシャルが消火に駆け付けた際にサイドポッドが爆発し、破片がトラックに広がった。ニック・ハイドフェルドに怪我はなかったが、スペインGPのフリープラクティスで出火したときよりもずっと酷かったと述べた。「かなり怖かったね」とハイドフェルドはコメント。「バルセロナでは左側に目をやったら小さな火が見えたので、止まるための時間があった。今回は前を見ていて火が見えたし、熱かった」「実際に温度を感じた。バルセロナよりもずっと怖かったよ」「彼らはまだそれを調べているところだ。ピットストップが少し長かったので、それも理由のひとつかもしれないけど、それほど長いストップではなかった。20秒も止まっていたわけではない。まだ調査しているところだ」 関連:ニック・ハイドフェルド、火災の原因はエキゾーストの故障 - 2011年5月22日