ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1がオーストラリアグランプリで3位と4位という驚くべき結果を達成した後、チームを称賛。テレビ放送で流れた『難しい立場』という発言はチームやレース戦略への批判ではないと主張した。ルイス・ハミルトンは、2013年以来となるアルバート・パークでのポールポジションを逃し、5番グリッドからレースをスタート。オープニングラップで3番手に順位を上げた。
しかし、1回目のタイヤ交換を終えた後にセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がクラッシュしてセーフティカーが出動。第1スティントを延ばして3番手まで順位を上げていたチームメイトのジョージ・ラッセルは運よくそのタイミングでピットに飛び込んでポジションを維持。最終的にラッセルは3位表彰台を獲得し、ハミルトンは4位でレースを終えた。レース終盤、ルイス・ハミルトンは、エンジニアのピーター・ボニントンに『君たちは僕を本当に難しい立場に置いた』と不満を述べていた。しかし、レース後、ジョージ・ラッセルが彼の前に出るのを許したことでチームに腹を立てているかと質問されたルイス・ハミルトンは、戦略に関してではなく、車の問題に関係していると説明した。「エンジンがオーバーヒートしていたため、3位を戦うことはできなかったし、バックオフしなければならなかった」とルイス・ハミルトンは語った。「僕は座っていることしかできなかった。僕たちはチームとしてできるだけ多くのポイントを獲得した、そして、それは素晴らしいことだ」ルイス・ハミルトンは、オーストラリアでのチームリザルトは、実際に車と戦っていたときはかなりほど遠いものに見えていたと付け加えた。そして、ジョージ・ラッセルの表彰台に挑戦できなかったことは不満に感じてはいるものの、チームメイトのパフォーマンスを称賛した。「今週末、車で苦労していたことが多かったので、予選で5位と6位になり、進歩を果たし、信頼性を保って、3位と4位になるとは本当に予想していなかった」とルイス・ハミルトンはコメント。「そして、ジョージは今日素晴らしい仕事をした。彼が(セルジオ)ペレスとレースをしているのを少し見ることができた。自分がその立場にいられたらよかったとは思うけど、それでも、僕たちはこれらのポイントを受け取って、プッシュし続けていく」「素晴らしいチームリザルトだった。セーフティカーは少し分だったけど、今日は素晴らしい仕事をしたと思っている。先のドライバーたちに対するペース不足を考えれば、僕たちは良い仕事をしたと思う」日曜日のレース結果は、メルセデスがコンストラクターズチャンピオンシップで2位であり、レッドブルを10ポイント上回っている。ルイス・ハミルトンは、前のチームとのペースのギャップを埋めるためのアップグレードを待っているが、可能な限り多くのポイントを獲得することが自分たちが現時点でできるすべてだと語った。「それが今の目標だ。まだこれらの問題があるけど、とにかくポイントを最大化するだけだし、それが今日僕たちが行ったことだ」